【お知らせ】2010年度版 オリコン顧客満足度ランキングを掲載いたしました。 ⇒2010年度版 顧客満足度ランキングの一覧
現在地:ホームニュース>特集・ヒット分析

menu-エンタテインメント
性格・恋愛占い 占う
花占い
ゲームでリフレッシュ! 遊ぶ
脳トレ!
他の占い・ゲームを見る

2006年11月22日 14時00分

プロデューサーが語る今年の紅白

第57回『NHK紅白歌合戦』に向けて
「世代を超えて楽しめる唯一の番組。歌を通じて家族の絆を深めてほしい」


 大みそか恒例の歌番組『NHK紅白歌合戦』。今回は、昨年よりも出場組数を減らし、曲間にゆとりを持たせた進行で、歌の魅力を最大限に引き出す演出方針が発表されている。番組を指揮するチーフ・プロデューサー(CP)を務めるのは、現在『NHK歌謡コンサート』のCPも務める吉田豊久氏。「紅白が好きでNHKに入局した」とまで語り、これまで長年にわたって音楽番組の制作を手がけ、紅白の現場にも舞台監督、演出、デスク(アシスタントプロデューサー)等様々な立場で携わってきた人物だけに、番組への思い入れは人一倍強い。本番へ向けての抱負と、今の時代に求められる紅白の役割について聞いた。

子供の頃は三世代そろって家族で紅白を観ていた

── 本番まで2ヶ月を切りましたが、紅白CPを務めるプレッシャーは。

吉田: そもそも僕がNHKに入った理由というのが、紅白歌合戦が好きで自分でやりたかったからなんです。最初に紅白に関わったのは89年で、紅組のチーフを担当しました。以後もほぼ毎年、舞台監督、演出、デジタル紅白のCPなど、何らかの形で携わってきました。紅白と共にNHKで過ごしてきたといっても過言ではありません。でもやはり、CPとなると、また違ったやりがいがあります。
 紅白に出演される歌手の皆さんはそれぞれ大きな看板を背負っていますから、そんな方たちと一緒に日本で最高の歌謡番組を作る、という自負と責任感はすごく感じています。昨年はCPが三人いたんですけど、今年は僕一人で、いろいろな仕事がふりかかってくるので、ちょっと大変です(笑)。

―― 吉田さんにとって、紅白という番組の魅力とは?

 

吉田豊久氏 (日本放送協会 制作局 第2制作センター(エンターテインメント番組) チーフ・プロデューサー)



『第57回NHK紅白歌合戦』
<放送予定>
2006年12月31日(日)
19:20〜23:45
(ニュース中継21:25〜21:30)

総合テレビ
デジタル衛星ハイビジョン(BShi)
衛星第2(BS2)
ラジオ第1放送

(※ステージ写真は昨年のもの)

吉田: 僕が子供の頃は祖母、父母、僕ら三人兄弟の三世代で暮らしていたんですが、大晦日といえば紅白が始まる夜の九時までに掃除もご飯も風呂も終えて、家族みんなで茶の間で紅白が始まるのを待つ、という過ごし方をしていました。紅白の対戦ごとに勝敗表をつけながら、今年は誰が観たいとか話をしながら楽しく観ていた。それが僕にとっての紅白の原体験ですね。やはり紅白のいいところというのは、“家族揃って観られる”ということだと思います。
 実は二年間ほど紅白から離れた時期(00年と01年)があったんですが、その時は、大晦日に家内や子供たちと一緒に揃って観ていました。“今年はこんな歌があった、昔あんな歌があった”と皆でわいわい言いながら、その時にあらためて、こういう世代を超えて楽しめる番組って紅白以外にないんだ、それが紅白の魅力なんだな…と強く思いました。一人の視聴者として観ることができて、紅白の魅力を再確認するいい体験になりましたね。

―― そこから今年の番組のテーマにつながってくるわけですね。

吉田: そうです。今回のテーマは「愛・家族、世代をこえる歌がある」というものです。今申し上げたように、僕の紅白の原体験が“三世代で家族揃って観た”という思い出なので、今年のテーマを考えた時、「家族」という言葉がまず思い浮かんだんですね。今、日本では親殺しとか子殺しとか、とても殺伐とした事件が起きているし、世代間が隔絶していて、その世代毎に自分たちだけのコミュニティを作っていて、お互いに交わろうともしない。
 そんな中で、我々NHKが公共放送として紅白を作る上で、みんなが上手く交われるように番組を作る、というのはとても意味があることなんじゃないかと思ったんです。だからといって、お堅い番組を作ろうという気はまったくなくて、目指しているのはとにかく楽しめる番組です。番組を通じて、日本人が大事にしてきた家族の繋がり、絆といったものを深めることができて、家族の楽しい団らんのひと時を過ごせる、そんなお手伝いができたらいいと思いますね。

高齢者がJ-POPを聴いても曲のよさが伝わる演出を

―― 今回、昨年よりも出場組数を減らして、曲間にゆとりを持たせる方針が発表されていますが、これはどういった意図からなのでしょうか。

吉田: これまでの紅白では、意外と説明不足のまま歌にいってしまう部分が多かったと思うんです。今年はそこをきちんとやって、初めて聴く歌に対しても、しっかり感情移入できるプレゼンをしたいと思います。  全体の放送時間は昨年と変わりませんが、出場組数を減らします。ただ曲を流すのではなく、きちんと意思を持って、さらに楽しく紹介するためにはそれなりの時間が必要だろうということから判断したものです。歌手の皆さんには負担をおかけすることになりますが、それは紅白歌合戦がいい番組であり続けるために必要な痛みだというふうに理解していただきたいと思います。
 例えば今年流行ったJ-POPを、50代以上の皆さんはほとんど知らないでしょうし、実際、紅白で初めて聴くという人もたくさんいるでしょう。その時に、演出や曲の紹介の仕方を工夫することで、初めて聴くJ-POPでもいい歌だなと思って楽しんでもらえるような努力を僕らがしなければいけないし、逆に今流行っている演歌や過去の名曲といったものを、若い世代にわかってもらう努力をしなければいけない。そうして初めて、紅白歌合戦としての責任を全うできると思うんです。J-POPにも、演歌にもいい歌があって、聴いてみると「あれ?いい曲だな」と思うことは多いのに、それぞれ若い世代だけのもの、高齢者だけのものにするのはもったいないので、紅白を通じて皆の共有物になってくれたらうれしいですね。
 昨年は、紅白で聴きたい歌を募集するアンケート「スキウタ」をやったわけですが、今年は公共放送として自信を持って、「こういう紅白はいかがですか?」といったものを、皆さんに納得してもらえる形でお見せできればいいと思います。

視聴者を釘付けにするため5分に一回のサプライズを

―― 家族揃って楽しめる番組、全世代で共有できるヒット曲というものが少ない時代です。大晦日をどう過ごすか、ライフスタイルの変化もあって、紅白が昔のように高い視聴率をとるのは難しいのでしょうね。

吉田: 我が家の例を考えても、親子揃って観られる番組というのは今ほとんどなくて、また、民放各局さんもターゲットを絞ったテレビ番組の作り方をしていると思うんですね。老若男女に観てもらうための番組を作ろうとすれば視聴率が伸びない、というのが現実だと思います。実際、今僕が制作している『NHK歌謡コンサート』も、ターゲットはほぼ50代以上だと思って作っています。そこで若い人に観てもらうことを考えてしまうと、どうも番組として軸がぶれてしまうので。でも、紅白はそこを超越できる唯一の番組なんだと思います。
 僕は大体1990年代にずっと紅白に関わっていたんですけど、紅白は平成元年に一度50%を割り込んだことがありまして、それ以降90年代は50%台をキープしていて、57%台くらいまで上がった回もありました。こんなことを言うと自分で自分の首を締めることになるかもしれないんですけど、やはり面白かった回は視聴率の数字もいいんですよ。ちょっと今年はいまひとつだったな、と感じる年はやっぱり数字が悪い。それが実感としてあります。決して裏番組とかカウントダウンライブのせいにはしたくなくて、自分たちの番組の作りそのものが結果に表れると思って作っています。
 とはいえ、90年代と今の2006年は状況が違っていて、あの頃はパソコンとか、インターネットとかオンラインゲームとかも普及していませんでしたし、カウントダウンライブもそれほど一般的ではなかったので、そう簡単に数字がとれるとは思っていませんけど。

―― 演出面の方針やアイディアは。

吉田: 僕は紅白の演出を2回担当した経験があるんですが、その時はおかげさまで本当に視聴率もまあまあ良かったんです。その時に心がけたのは、「5分に一回ずつ何かサプライズがないといけない」ということ。よく「今年の紅白の目玉は何ですか?」と聞かれることは多いですし、確かに目玉となる企画も必要なんですけど、それよりも、テレビを観ている人が自然に引き込まれていくような“驚きの連続”をいかに作っていけるかが大事だと思うんです。チャンネルを変える暇もないほど視聴者を引き付けるもの、楽しめるものを責任もって作ろうという決意はありますね。あっ!あっ!と思ってるうちに、あっという間に4時間たっちゃった、というようなものにしたい(笑)。
 大きなサプライズが一つあって、後は淡々とやってしまうと、そのサプライズが終わったらもう観なくていいや、ということになってしまうので、そこは本当に気をつけたいですね。僕は、紅白の演出を経験してきたプロデューサーとして、演出面にもちゃんと意見は言うつもりですし、とにかく僕らが作っているのは教養番組でも報道番組でもなく、娯楽番組なんだということをしっかり見据えてやっていきます。

―― 歌以外の部分で、タレントや芸人などの出演は?

吉田: 紅白は、歌手の祭典であると同時に、今年一年を楽しく振り返られるものであるべきで、今年一年自分が幸せに生きてきたな、という確認作業をしてもらえる番組だと思うんです。仕事や受験勉強で忙しくてテレビを観る暇もなかったという人にも、今年こういう曲が流行ったんだ、というのがわかるように。それから、今年の顔というべきタレントさんや芸人さんにもぜひ出てもらいたいです。その辺のブッキングは、ぬかりないようにやりたいと思います。「紅白を観れば今年がわかる」みたいな作りにしたいですね。まだこの段階では申し上げられませんけど、いろいろとサプライズも用意したいと考えているので、楽しみにしていただきたいと思います。

ワンセグ審査員を新設、参加人数を増やしたい

―― 今年の審査方法については。

吉田: 従来の(1)ゲスト審査員、(2)会場(NHKホール)の観客、(3)デジタルテレビ審査員、(4)携帯審査員に加え、今年から(5)ワンセグ審査員を新設します。実は、僕が衛星放送局にいた時に初めて、デジタルテレビの双方向サービスを活用した投票システムを紅白で立ち上げたものですから、一般の視聴者の皆さんに審査に参加していただくことには強いこだわりがあります。野鳥の会の皆さんが数えていた時代からスタッフとして携わっていた身として、初めて日本全国からリアルタイムに投票が送られてくる様子を見た時は感動的でしたね。日本全国を巻き込んで紅白の勝敗が決まる。これは、デジタル化が進んだ今の日本の世の中だからこそできることだと思います。

―― 自分たちも投票に参加できることで、番組への興味もより高まりますね。

吉田: 紅白歌合戦って、毎年コンセプトやテーマを決めて、色々と手を変え品を変えやっていますけど、基本的には非常に単純な番組なんです。つまり、日本を代表する一流歌手がなぜか白組と紅組に分かれて競い合って、なぜか男対女で勝敗を決めるという(笑)。僕が子供の頃にはただテレビの前で観ていただけですけど、自分も投票できたらすごく面白かっただろうなと思うんです。だから今、その勝敗の行方に、観ている人が参加できるようになったというのは、とても素晴らしいことじゃないでしょうか。
 ただ、デジタルテレビもまだ十分に普及していませんし、持っていない人にとっては盛り上がらないというジレンマはあるんですけど、これを我々が続けていく必要はあると思っています。どんどん投票に参加していただいて、全体の投票数を増やすことが今年の大きな命題の一つです。デジタルテレビと携帯とワンセグを合わせて、7万人くらいにまで近づけられるんじゃないかと期待しています。

―― 最後に、あらためて抱負を聞かせてください。

吉田: やはり番組全体の完成度を上げて、見終わった後に「ああ、いい年越しができたな」と思っていただけるような番組を作れるよう、職人に徹して取り組みたい。今年一年間、大変な思いをして働いてきた皆さんに、紅白を観てホッとできる時間を我々が作って差し上げたいと思うので、ぜひご覧になって楽しんでいただきたいですね。




フォトギャラリーで話題の有名人を今すぐチェック!!NEW
男性が選ぶ「恋人にしたい女性有名人」ランキング上位を写真でチェック!!

1位:綾瀬はるか


5位:堀北真希


7位:佐々木希


8位:北川景子


9位:戸田恵梨香

一覧へ最新の写真ニュース

P R

オススメ リンク

インタレストマッチ -広告の掲載について
 
オリコンスタイルトップ
ランキング特集&ミュージック・女優俳優特集
CUTEで機能も充実の大人気、超プチプラ☆ブラ&ショーツを「今だけ送料\0」でお届け!
PR
JKのバレンタイン新常識を徹底調査!バレンタインアワードに潜入取材!北川景子・益若つばさグランプリはどちら?
An×An2での直接対決が間近に迫るノースリーブスと渡り廊下走り隊。その舞台裏の素顔を動画で公開!!
みゆきさんおすすめ、聖子さんお気に入りのスキンケア♪次はあなたがお試しください。トライアルキット⇒
AKB48メンバーが、この春、入学、入社を迎える“フレッシャーズ”に、お気に入りのコーディネートを提案!
・会社員の満足度が高いのは…CHECK ・主婦の満足度が高いのは……CHECK ・総合の満足度が高いのは…CHECK
・健康が悪かったあなたは…CHECK
・旅行が悪かったあなたは…CHECK
・商売が悪かったあなたは…CHECK
12星座占い 占いトップ

■禁無断複写転載
ORICON STYLE及び、RANKING NEWSの著作権その他の権利は、オリコンDD(株)または、ニュース提供者に帰属していますので、 無断で番組でのご使用、Webサイト(PC、ブログ、携帯電話)や雑誌等で掲載するといった行為は固く禁じております。