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安元洋貴、人生変えた『BLEACH』茶渡役 千年血戦篇の注目シーンは“護廷十三隊の総隊長”絡み
今年の注目を集めたアニメの一つである『BLEACH 千年血戦篇』。『BLEACH』の最終章として放送開始後もさまざまなトピックスで話題を呼んでいるが、今回は主人公・黒崎一護の中学時代からの親友のチャドこと茶渡泰虎役を演じている安元洋貴にインタビュー。放送中のアニメに対する反響や作品が長年愛され続けている魅力、茶渡役への想いと共に、年末年始に見てほしいアニメ作品を聞いてみた。
■『BLEACH』の歴史に感慨 魅力は「原作の力」
『BLEACH』は、『週刊少年ジャンプ』（集英社）で2001年から2016年まで連載していた久保帯人氏の人気漫画が原作。死神・朽木ルキアと出会い、死神の力を得た主人公・黒崎一護と、その仲間たちの活躍を描いたストーリーで、シリーズの累計発行部数は１億3000万部以上の人気作。テレビアニメが2004年～2012年まで放送され、放送中の「千年血戦篇」は原作ラストまで描かれる。
放送開始後の反響について安元は「友人などから結構、連絡をもらいました。ゲーム実況者の若い友達からは、『小さいころ見ていました』『中学校の時見ていました』と、月日を感じる‥なかなかしびれる言葉をもらいました」と笑いつつ、「『感動して泣いちゃいました』と言ってくれた人もいました」と喜ぶ。
2012年3月以来のテレビアニメ放送は多くのファンから反響を呼んでいるが、『BLEACH』が長年愛されている理由を聞くと、「原作の力です。確実に原作が凄まじいなと思います」と力を込める。
「原作のカット割りからキャラクターの見せ方、表情だったり、久保先生の画力が凄まじい。話の作り方、コマの見せ方一つとってもカッコいい。原作が圧倒的にカッコいいので、アニメもそれに負けまいと一生懸命やった結果、いろんな方に見ていただいていると思います」と分析する。
■デビュー間もなく射止めた茶渡役 当時は精神的にいっぱいいっぱい
自身が演じる茶渡の魅力を、「一貫して仲間のための壁になるし、できれば暴力は使いたくないけど戦わなきゃいけないときは戦う。先生が作ってくださったキャラクターがしっかりしていてブレないところ」とし、「実はそんなに難しいキャラクターではなく、筋が通っているわかりやすさもあって、ビジュアルも個性的。そういうところが好きと言ってくださる方がいるのではと思います」と伝えた。
そんな『BLEACH』や茶渡役について、「僕自身、ほぼ“デビュー”みたいなものでした」と表現した安元に、改めて演じてみての感想を聞くと、「今の方が演じやすいですね」という答えが返ってきた。
茶渡を演じた時は声優活動を始めてから間もない時だった。「当時は精神的にいっぱいいっぱいだったと思います。現場に慣れてもいないし、キャリアもなく、周りは大御所だらけで、とても緊張してやっていたのを思い出します。今も緊張感はありますが、周りとのコミュニケーションも取れるようになり、精神的には余裕を持てるようになっています」と告白。
アフレコに落ち着いて臨めるように変化したと話す安元だが、演じる上では、「パフォーマンスとして差があってはいけないから、気をつけながらやっています」と昔と今とで、キャラクターとしてブレが出ないことを意識していると語った。
「昔やっていたときも正しく僕の中での茶渡をやっていたし、今、僕が解釈している茶渡も当時僕がやっていた茶渡とそんなに解釈の差はないので、昔と今を比べて良い意味で差はないです」と強調する。
■『BLEACH』好きなシーンは“山本元柳斎重國”登場シーン
今年も多くのアニメに出演してきた安元に、年末年始の連休中に「見てほしい！」とオススメしたい作品を質問すると、「ベタではありますけど『BLEACH』ですね」と即答。特にお気に入りのエピソードやシーンとして、「総隊長のところです。護廷十三隊絡みはやっぱりカッコいい」と山本元柳斎重國に関するシーンを挙げる。
「前任の塚田（正昭）さんとの思い出がたくさんあって、僕らにとっては思い入れも深い。後任を引き継いでくださった高岡瓶々さんが（塚田さんに）寄せつつもパワーもあってカッコいい総隊長がそこにいました。それが、うれしかったです」としみじみ。
“BLEACH愛”をたっぷり語ってくれた安元にとって、茶渡はどのような存在なのだろうか。「『BLEACH』という作品や茶渡というキャラクターは、人生を変えてくれたと思っています」と感慨深げに口にする。
「周りから『どんな作品に出ているの？』と聞かれた際、“『BLEACH』の茶渡役”と言うと、多くの人が『ああ！』とすぐ反応してくれます。そういう意味では僕に“看板”を最初に与えてくれた、とても大切な作品でありキャラクターです」と茶渡に感謝の気持ちを伝えた。
【『BLEACH 千年血戦篇』放送情報】
『BLEACH 千年血戦篇』 ＃1～11振り返り一挙
放送日時：12月30日（金）午前11時30分～
※リアタイ限定無料
放送チャンネル：ABEMAアニメチャンネル
【info】
ABEMAアニメ公式Twitterでは、『わたしのアニメ大賞2022』を開催中。
Twitterフォロー＆#わたしのアニメ大賞2022 で自分のアニメ大賞をツイートした方全員に、テレビアニメ「鬼滅の刃」遊郭編、ブルーロックなど話題のアニメの「ABEMA」で反響があったシーン全8種の中から1つをプレゼントしている。
https://twitter.com/Anime_ABEMA
取材・文：遠藤政樹／編集：櫻井偉明
■『BLEACH』の歴史に感慨 魅力は「原作の力」
『BLEACH』は、『週刊少年ジャンプ』（集英社）で2001年から2016年まで連載していた久保帯人氏の人気漫画が原作。死神・朽木ルキアと出会い、死神の力を得た主人公・黒崎一護と、その仲間たちの活躍を描いたストーリーで、シリーズの累計発行部数は１億3000万部以上の人気作。テレビアニメが2004年～2012年まで放送され、放送中の「千年血戦篇」は原作ラストまで描かれる。
放送開始後の反響について安元は「友人などから結構、連絡をもらいました。ゲーム実況者の若い友達からは、『小さいころ見ていました』『中学校の時見ていました』と、月日を感じる‥なかなかしびれる言葉をもらいました」と笑いつつ、「『感動して泣いちゃいました』と言ってくれた人もいました」と喜ぶ。
2012年3月以来のテレビアニメ放送は多くのファンから反響を呼んでいるが、『BLEACH』が長年愛されている理由を聞くと、「原作の力です。確実に原作が凄まじいなと思います」と力を込める。
「原作のカット割りからキャラクターの見せ方、表情だったり、久保先生の画力が凄まじい。話の作り方、コマの見せ方一つとってもカッコいい。原作が圧倒的にカッコいいので、アニメもそれに負けまいと一生懸命やった結果、いろんな方に見ていただいていると思います」と分析する。
■デビュー間もなく射止めた茶渡役 当時は精神的にいっぱいいっぱい
自身が演じる茶渡の魅力を、「一貫して仲間のための壁になるし、できれば暴力は使いたくないけど戦わなきゃいけないときは戦う。先生が作ってくださったキャラクターがしっかりしていてブレないところ」とし、「実はそんなに難しいキャラクターではなく、筋が通っているわかりやすさもあって、ビジュアルも個性的。そういうところが好きと言ってくださる方がいるのではと思います」と伝えた。
そんな『BLEACH』や茶渡役について、「僕自身、ほぼ“デビュー”みたいなものでした」と表現した安元に、改めて演じてみての感想を聞くと、「今の方が演じやすいですね」という答えが返ってきた。
茶渡を演じた時は声優活動を始めてから間もない時だった。「当時は精神的にいっぱいいっぱいだったと思います。現場に慣れてもいないし、キャリアもなく、周りは大御所だらけで、とても緊張してやっていたのを思い出します。今も緊張感はありますが、周りとのコミュニケーションも取れるようになり、精神的には余裕を持てるようになっています」と告白。
アフレコに落ち着いて臨めるように変化したと話す安元だが、演じる上では、「パフォーマンスとして差があってはいけないから、気をつけながらやっています」と昔と今とで、キャラクターとしてブレが出ないことを意識していると語った。
「昔やっていたときも正しく僕の中での茶渡をやっていたし、今、僕が解釈している茶渡も当時僕がやっていた茶渡とそんなに解釈の差はないので、昔と今を比べて良い意味で差はないです」と強調する。
■『BLEACH』好きなシーンは“山本元柳斎重國”登場シーン
今年も多くのアニメに出演してきた安元に、年末年始の連休中に「見てほしい！」とオススメしたい作品を質問すると、「ベタではありますけど『BLEACH』ですね」と即答。特にお気に入りのエピソードやシーンとして、「総隊長のところです。護廷十三隊絡みはやっぱりカッコいい」と山本元柳斎重國に関するシーンを挙げる。
「前任の塚田（正昭）さんとの思い出がたくさんあって、僕らにとっては思い入れも深い。後任を引き継いでくださった高岡瓶々さんが（塚田さんに）寄せつつもパワーもあってカッコいい総隊長がそこにいました。それが、うれしかったです」としみじみ。
“BLEACH愛”をたっぷり語ってくれた安元にとって、茶渡はどのような存在なのだろうか。「『BLEACH』という作品や茶渡というキャラクターは、人生を変えてくれたと思っています」と感慨深げに口にする。
「周りから『どんな作品に出ているの？』と聞かれた際、“『BLEACH』の茶渡役”と言うと、多くの人が『ああ！』とすぐ反応してくれます。そういう意味では僕に“看板”を最初に与えてくれた、とても大切な作品でありキャラクターです」と茶渡に感謝の気持ちを伝えた。
【『BLEACH 千年血戦篇』放送情報】
『BLEACH 千年血戦篇』 ＃1～11振り返り一挙
放送日時：12月30日（金）午前11時30分～
※リアタイ限定無料
放送チャンネル：ABEMAアニメチャンネル
【info】
ABEMAアニメ公式Twitterでは、『わたしのアニメ大賞2022』を開催中。
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取材・文：遠藤政樹／編集：櫻井偉明
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