10日に発表された『2012年本屋大賞』の大賞受賞作・三浦しをんの『舟を編む』(2011年9月発売/光文社)が、週間6.6万部(累積売上14.8万部)を売り上げ、4/23付“本”ランキングBOOK(総合)部門で首位を獲得した。受賞前は100位圏外だったが大幅にランクアップし、初のトップとなった。 本作は、主人公・馬締光也と個性的なメンバーが集う出版社の辞書編集部を舞台に、登場人物たちの葛藤や人間模様を描く長編小説。これまでの最高位は2012年3/19付の69位だったが、昨年大賞を受賞した東川篤哉『謎解きはディナーのあとで』(小学館)同様に、発表を受けて大幅に順位を上げ、発売から7ヶ月を経て1位となった。