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　多岐にわたる活躍で存在感を発揮するお笑い芸人たちだが、特にここ数年は俳優としての才能を開花させるケースが目立っている。そこで今回、ORICON STYLEでは『俳優として最も活躍していると思うお笑い芸人』をテーマに、10代〜40代の男女を対象としたアンケート調査を実施。これをランキング化した結果、卓越した演技力でバイプレーヤーとしてはもちろん、主役も張れるとして支持された【宮迫博之】（雨上がり決死隊）が1位に選ばれた。

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　もともと“役者志望”だったという【宮迫博之】。芸人としてブレイクを果たすとともに、俳優の仕事も舞い込むようになり、持ち前の演技力で役者としても注目を集めるようになった。コメディからシリアス、そして恋愛モノまで、あらゆるジャンルの作品で魅力的に演じる宮迫は「ベテラン俳優たちに混ざっても見劣りせず素晴らしい！」（神奈川県／40代／女性）と高い支持を獲得。特にNHK大河ドラマ『龍馬伝』での好演は記憶に新しく、「迫力ある演技が忘れられません」（茨城県／10代／女性）との意見が目立った。

　続く2位には、芸人として活躍する一方、2003年頃から俳優としても頭角を現してきた【塚地武雅】（ドランクドラゴン）。佐々木蔵之介とのW主演映画『間宮兄弟』で多数の映画新人賞に輝き話題を集めると、その後は2代目・山下清役に大抜擢されたドラマ『裸の大将』（フジテレビ系）や『ハンチョウ〜神南署安積班〜』（TBS系）など人気作に出演しキャリアを積み重ねてきた。ユニークなキャラクターから悪役までをこなす演技の幅の広さから、「他の役者さんには出せない独特の空気感があると思う」（神奈川県／30代／女性）と個性派俳優としての地位を築いている。

　3位にランクインしたのは【原田泰造】（ネプチューン）。バラエティ番組でのおどけた印象から一変、真摯に役と向き合う姿は「普段とのギャップもあって毎回驚かされます」（埼玉県／30代／男性）と好評だった。2000年に連ドラ初主演を果たして以来、コンスタントにドラマや映画、舞台に出演しているが、特に「近藤勇役での立ち回りや殺陣は怖いぐらい迫力があった」（長野県／30代／男性）との声が届いた『龍馬伝』や、先日放送を終えたばかりのドラマ『運命の人』（TBS系）といったシリアスな作品での演技を絶賛する人が多かった。

　そのほか、上位には映画やドラマのほか、『アニー』等のミュージカルでも活躍中の【友近】が5位。2月に初主演映画『幸運の壺〜Good Fortune〜』が公開されたばかりの【ほっしゃん。】が7位に。9位は【綾部祐二】（ピース）で、30代で“ヤンキー高校生役”に挑戦した主演映画『TSY タイム スリップ ヤンキー』や月9ドラマ『幸せになろうよ』（フジテレビ系）などの出演作での演技に加え、「コントや漫才での演技も上手いと思うから」（和歌山県／20代／男性）との声も集めていた。

　表現力に長けている演技派芸人たちが顔をそろえた今回のランキング。現在、開催中の『第4回 沖縄国際映画祭』では、又吉直樹（ピース）の初主演映画『タバコイ 〜タバコで始まる恋物語〜』や徳井義実（チュートリアル）、ジャルジャルらの主演作が多数公開されている。本業のみならずドラマや映画で、さらに存在感を高めていく“俳優芸人”の今後の展開に注目が高まる。

【調査概要】
調査時期：2012年3月6日（火）〜3月12日（月）
調査対象：合計1,000名（自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員の10代〜40代の男女）
調査地域：全国
調査方法：インターネット調査


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