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【2011年 書籍市場】出版社別売上、集英社が初首位

 オリコンが24日発表した、2011年に出版された書籍の実売部数に基づく「2011年 年間書籍ソフトマーケットレポート」の調査結果によると、出版社別セールスランキングでは総売上金額983.6億円を記録した【集英社】が初首位に躍り出た。昨年は同社のヒットコンテンツであるコミックを主力とし、人気作家の最新作やアイドルグループ・AKB48の写真集にゲーム攻略本などが好セールス。2008年の調査開始以来、【講談社】(928.4億円/2位)がトップを走り続けてきたが、55.2億円差を付け同社が初の首位に立った。

 昨年度の集英社は「2011年 コミックシリーズ別年間売上げ」で人気作『ONE PIECE』を筆頭に、2位『NARUTO―ナルト―』、3位『青の祓魔師』が続きTOP3を独占。このほかにも人気作家・東野圭吾氏の最新作『マスカレード・ホテル』や、AKB48の写真集、ゲーム攻略本『モンスターハンターポータブル 3rd PSP版 スタートダッシュブック』なども好調で、売上額は前年比107.1%(※以下前年比は全て53週対52週)を記録。どの部門も軒並み前年実績を上回り、バランス良く業績を伸ばした。

 前年トップだった講談社は順位こそ落としたものの、部門別BOOK(総合)部門では306.6億円を売上げ首位をキープ。3位は「本屋大賞」を受賞し、連ドラ化でも話題を集めた『謎解きはディナーのあとで』(東川篤哉氏)や『神様のカルテ』(夏川草介)、そして児童書の分野で注目を集めた『図鑑シリーズ』などを発売した【小学館】(640.9億円)が続き、全部門で対前年比増、しかも総合と文庫部門は二桁増を記録。4 位の【角川グループパブリッシング】(381.1億円)は、文庫部門の総売上額が133.3億円を記録し部門別トップを獲得している。

 また、上位10社中、今回唯一総合売上部数・金額共に二桁増となったのが5位の【学習研究社】(289.9億円)で、こちらは昨年の“ダイエット本ブーム”をけん引。ダイエットの新潮流となった『DVD付き樫木式カーヴィーダンスで即やせる!』、『DVD付き樫木式カーヴィーダンスで部分やせ!』、そして取り組みやすい『寝るだけ! 骨盤枕ダイエット』の3作のヒットが大きな要因となった。

※2011年度は例年より1週多い53週分の集計年度(例年は52週)とする。したがって「対前年比」は全て(53週対52週)での数値。

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