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長渕剛、左膝負傷で全治6週間…札幌公演中止

 シンガー・ソングライターの長渕剛(55)が25日、左膝内側側副じん帯損傷により、26日に予定されていた全国ツアー『RUN FOR TOMORROW HALL TOUR 2012』の札幌・ニトリ文化ホール公演を中止すると公式サイトで発表した。22日に行われた神奈川県民ホールでの公演中に左ひざを負傷し、全治6週間の診断を受けた。振替公演は9月3日に行われる。

22日の公演中、左ひざに全治6週間のけがを負った長渕剛

22日の公演中、左ひざに全治6週間のけがを負った長渕剛

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 アクシデントが起こったのは、後半にさしかかる14曲目の「明日へ向かって」をパフォーマンス中。ステージ中央でソロを弾くギタリストのもとに、長渕がステージの端から勢いよくスライディングで飛び込んだ際、左足のつま先が床に引っかかり、内側に曲がった状態のまま突っ込んだ。長渕は「ギクッ、グッって感じ。あっ、やばいって思った」というが、そのままライブを続行。この日はツアー最長の3時間超えのライブとなった。

 5月よりスタートしたツアーは、8月12日に福島・郡山市民文化センター、13日に岩手県民会館、15日に宮城・仙台サンプラザホールの3公演を残すのみ。長渕は「札幌にはとにかく借りを返さないといけない。ファンのみんなに迷惑をかけてしまった。まずは、東北三県に向け、集中して完治するように努める」とメッセージを送っている。

 「この1年、震災が起きて、ラジオを始めて、仙台、釜石、陸前高田、そして福島の浪江に幾度か行った。復興支援活動のなかで、次は自分の音楽だ!とはっきりした使命感を抱き、今を生きている」という長渕は「俺たちの心の中にあるこの国への怒りや不安、悔しさを音楽で払拭せねばならない。そのために、このステージはあるんだ」とし、福島公演での復帰を期している。

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