1960年代に活躍した米4人組ロックバンド「モンキーズ」のボーカル、デイビー・ジョーンズさんが2月29日、心臓発作のため米フロリダ州で死去した。66歳だった。

　モンキーズは全米7週1位、米英同時1位を獲得した「アイム・ア・ビリーバー」をはじめ、「恋の終列車」、日本では故・忌野清志郎さん（タイマーズ）のカバーでも有名な「デイドリーム・ビリーバー」など、60年代に発表した数多くのヒット曲でリードボーカルを担当した。

　ジョーンズさんはメンバー唯一の英国出身。その端正なルックスからメンバー随一の人気を誇った。彼をフロントマンに擁するモンキーズは、メンバー構成やテレビ、映画、音楽などマルチに活躍するスターグループという点で、同時期に一世を風靡した英国出身バンド、ザ・ビートルズとしばしば比較される存在だった。

　モンキーズは70年に解散。以後4度再結成し、昨年は結成45周年ツアーを行っていた。