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『だめんず・うぉ〜か〜』で知られる漫画家・倉田真由美の夫・叶井俊太郎氏が代表取締役社長を務める映画配給会社トルネード・フィルムが、1日付で東京地裁に破産を申立てたことが5日、同社公式サイトで発表された。負債総額は約3億円で、叶井氏は「映画業界全般の不況のあおりを受けて経営状態が悪化する中で、何とか取引先や債権者の皆様にご迷惑をおかけしないよう、資金調達と営業に全力を注いで参りました。しかし、業況の悪化と資金繰りの悪化はいかんともし難く、万策尽き果てた」と記している。
同社は、2001年、買い付けたフランス映画『アメリ』が日本で大ヒットを記録し一躍映画業界の寵児として脚光を浴びた叶井氏と、現在は別の映画制作配給会社ジョリー・ロジャーなどの代表を務める大橋孝史氏と共同で2005年3月1日に設立。『コアラ課長』(2006年)、『ヅラ刑事(でか)』(2006年)、『日本以外全部沈没』(2006年、クロックワークスと共同配給)などの邦画のほか、洋画の配給・宣伝も行っていた。
今後は東京地裁と破産管財人の管理下で破産手続が遂行され、「債権者の皆様に対しましては、破産手続を通じまして、ご説明等をさせていただくこととなります。以上のように、当社と私は、現状裁判所と破産管財人の指揮と管理下にある状態であるため、マスコミによる取材等にはご対応しかねる状況にある」としている。
なお、同社が配給・宣伝業務を請け負っていた仏映画『エンター・ザ・ボイド』(ギャスパー・ノエ監督、5月15日公開)、及びホームレスの人のみが参加できるミニサッカーの世界大会のドキュメンタリー『ホームレス・ワールドカップ』(5月8日公開)は継続して行う。
映画業界では2009年の興行収入が3年ぶりに2000億円の大台を突破した一方で、今年1月、映画『パッチギ!』や『フラガール』などの制作や配給を手掛けた映画制作配給会社シネカノンが民事再生法の適用を東京地裁に申請するなど、中小の映画関連会社にとっては厳しい状況が続いている。
◆『第2回沖縄国際映画祭』特集
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『だめんず・うぉ〜か〜』で知られる漫画家・倉田真由美の夫・叶井俊太郎氏が代表取締役社長を務める映画配給会社トルネード・フィルムが、1日付で東京地裁に破産を申立てたことが5日、同社公式サイトで発表された。負債総額は約3億円で、叶井氏は「映画業界全般の不況のあおりを受けて経営状態が悪化する中で、何とか取引先や債権者の皆様にご迷惑をおかけしないよう、資金調達と営業に全力を注いで参りました。しかし、業況の悪化と資金繰りの悪化はいかんともし難く、万策尽き果てた」と記している。
同社は、2001年、買い付けたフランス映画『アメリ』が日本で大ヒットを記録し一躍映画業界の寵児として脚光を浴びた叶井氏と、現在は別の映画制作配給会社ジョリー・ロジャーなどの代表を務める大橋孝史氏と共同で2005年3月1日に設立。『コアラ課長』(2006年)、『ヅラ刑事(でか)』(2006年)、『日本以外全部沈没』(2006年、クロックワークスと共同配給)などの邦画のほか、洋画の配給・宣伝も行っていた。
今後は東京地裁と破産管財人の管理下で破産手続が遂行され、「債権者の皆様に対しましては、破産手続を通じまして、ご説明等をさせていただくこととなります。以上のように、当社と私は、現状裁判所と破産管財人の指揮と管理下にある状態であるため、マスコミによる取材等にはご対応しかねる状況にある」としている。
なお、同社が配給・宣伝業務を請け負っていた仏映画『エンター・ザ・ボイド』(ギャスパー・ノエ監督、5月15日公開)、及びホームレスの人のみが参加できるミニサッカーの世界大会のドキュメンタリー『ホームレス・ワールドカップ』(5月8日公開)は継続して行う。
映画業界では2009年の興行収入が3年ぶりに2000億円の大台を突破した一方で、今年1月、映画『パッチギ!』や『フラガール』などの制作や配給を手掛けた映画制作配給会社シネカノンが民事再生法の適用を東京地裁に申請するなど、中小の映画関連会社にとっては厳しい状況が続いている。
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2010/04/05