人気アニメの映画化第3弾『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ［新編］叛逆の物語』が26日、公開初日を迎え、東京・新宿バルト9でメインキャスト7人による上映前の舞台あいさつが行われた。悠木碧（鹿目まどか役）、斎藤千和（暁美ほむら役）、水橋かおり（巴マミ役）、喜多村英梨（美樹さやか役）、野中藍（佐倉杏子役）、加藤英美里（キュゥべえ役）、阿澄佳奈（百江なぎさ役）が登壇。台風27号の影響で昨夜から雨が降り続く悪天候ながら、場内は満席御礼の大盛況だった。

【写真】その他の写真を見る

　「朝からこんなにたくさんの人に集まっていただけてうれしいです！」と悠木があいさつをすると、斎藤も「やっとお届けできます。お待たせしました！　私たちができることはすべて映画に置いてきています。そのすべてを見届けてください！」と力を込めた。

　不安とドキドキで昨夜眠れなかったという野中は「かわいくてかっこいい京子を演じきりました！」。水橋は「いい意味で未完成だと思います。皆さんに観てもらうことで最後のパーツがはまるので自分も一部だと思っていてください」と呼びかけ、公開初日を迎えた喜びを語った。

　今作から新キャラクターとして登場する百江なぎさ役の阿澄は「存分にまどかワールドを楽しんでもらえる作品になっていると思います。あまりにもネタバレになっちゃうから話せないけど…とにかくなぎさ役です！」と新キャラ・なぎさをアピール。

　同作の音声収録（アフレコ）は前半と後半の2回に分けて行われ、「後半を教えてくれなかったんです。初めて最後まで物語を知ったときはあ然としました」と悠木。斎藤は「でも、その分前半はものすごく楽しかったですよね！　あんなに幸せそうなほむらにキラキラしたまどか。楽しかったー」とネタに触れそうになりながら「できることはやりつくしました。魂を削って演じた作品なのでその覚悟を見届けてください」。

　喜多村は「さやかはキーパーソンとして劇中で掘り下げてもらっています！　もう残念なんて言わせない！！」と高らかに宣言し、「繊細で役者冥利につきる、見応えある作品になっています」と満足げ。加藤は「1回だけではなく、何度も何度も楽しめるはず！」と笑顔をみせた。

　最後に悠木は「みんなに支えられて今日のこの日を迎えられました。本当にこの作品が愛されていることを実感しています。役を演じているのは短い時間ですが、その時間に全力を込めました。そんな彼女たちの一生をみなさんに受け止めてもらえてうれしく感じます」と話していた。