現在公開中の映画『風立ちぬ』をもって長編映画からの引退を発表した宮崎駿監督(72)の会見が6日、都内で行われ、同席したスタジオジブリの鈴木敏夫代表取締役プロデューサーが、来夏公開を目指して新作を製作中であると明かした。 鈴木プロデューサーは「始まったものは必ず終わりが来る。落ちぶれて引退するのはかっこ悪いと思っていた。『風立ちぬ』が支持されているとき、このことを決めたので、そういう事でいうと良かった」と、宮崎監督の英断に理解を示し「8月5日に社内のみんなに(宮崎監督の引退を)伝えました。社内で発表し、会見のスケジュールが決まってて、偶然ベネチアの(出品要請の)話が入った。外国の友人が多いので、そのことを発表すれば、一度に発表できると思いました。まずは引退発表をして、会見をやれば混乱は少ないだろう」と、この日に至るまでの経過を説明した。
2013/09/06