人気グループSexy Zoneの中島健人主演で、『週刊少年サンデー』（小学館）で連載中の人気マンガ『銀の匙Silver Spoon』（原作：荒川弘）が実写映画化されることが7日、明らかになった。2014年春公開予定。

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　北海道の農業高校を舞台に、酪農の現場と、それに向き合う主人公たちの青春を描いた原作は、『マンガ大賞2012』を受賞し、今夏からフジテレビ系でテレビアニメも放送中。個性豊かな登場人物が織りなす仲間との友情、恋の行方、夢と現実の狭間での葛藤、農家の社会問題、そして“命”と真摯に向き合う姿がユーモラスに描かれており、全く新しいタイプのエンターテインメント作品として、幅広い支持を集めている。

　主人公・八軒勇吾（はちけんゆうご）を演じる中島は「まわりの友人の誰もが知っている原作の映画化で、ものすごくプレッシャーを感じていますが、過熱している『銀の匙』の勢いを止める訳にはいかないので、僕がもっと火をつけてやろうと思っています」と気合十分。

　グループきっての“王子様キャラ”である中島が、メガネ姿で泥にまみれながら、酪農や乗馬に体当たりで挑む。「今回チャンスを与えていただいて感謝しています。この作品がなかったら経験の出来ない酪農体験や乗馬練習を通して、違う生き方を今回見ることが出来ました。この映画を通して僕が経験したことをまだ知らない人に伝えていけたらなと思います」と話している。

　ヒロインの御影アキ役に若手女優の広瀬アリス、八軒のクラスメイト駒場一郎役に市川知宏ら、若手俳優たちの競演にも期待が高まる。

　原作者の荒川氏は「まず、キャスト一覧を見て吹きました！（笑）。この豪華出演陣がどのように演じてくださるのか楽しみにしています。みなさんもお楽しみに！　ばんえい競馬も出るよ！」とコメントを寄せた。

　メガホンをとるのは映画『さんかく』（2010年）などの吉田恵輔監督。撮影は今月から全編北海道帯広ロケを敢行。酪農や乗馬のシーンでは実際に現地の動物を用いての撮影が予定されている。