17日に公開が迫った『ヱヴァンゲリヲン新劇場版：Q』（総監督・庵野秀明）の同時上映作品として、スタジオジブリ製作による特撮短編映画『巨神兵東京に現わる 劇場版』が併映されることが9日、日本テレビ系で放送された『ヱヴァンゲリヲン新劇場版：序 TV版』番組内で発表された。

【写真】その他の写真を見る

　『巨神兵東京に現わる』は、今年7月10日から10月8日まで東京都現代美術館で開催された展覧会『館長 庵野秀明 特撮博物館　ミニチュアで見る昭和平成の技』の展示映像として制作された特撮短編映画。

　プロデューサーに庵野氏とスタジオジブリの鈴木敏夫氏、監督に公開中の映画『のぼうの城』（犬童一心監督と共同）の樋口真嗣監督を起用。宮崎駿監督の漫画および長編アニメーション映画『風の谷のナウシカ』に登場する“巨神兵”を主役に、ミニチュア特撮の魅力と面白さを短い映像の中に凝縮し、その総決算と最新技術によるさらなる可能性を追求した。展覧会期間中から特撮技術の魅力とクオリティの高さが評判を呼んでいた。

　『巨神兵東京に現わる 劇場版』は、ジブリの鈴木氏からエヴァ最新作との同時上映が提案され、庵野氏が応えるかたちで実現。“劇場版”として映像・音声ともに新たな調整を加えた上映時間10分7秒の劇場用映画となる。

　公開前日の16日（金）は同局系『金曜ロードSHOW！』（後9：00）にて、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版：破 TV版＋ヱヴァンゲリヲン新劇場版：Q 冒頭6分38秒 TV版』が放送される。『序 TV版』のクライマックス「ヤシマ作戦」のシーンに連動して、データ放送に「連打で発電ボタン」が登場。ボタンの連打で発電量が加算され、全国の参加者と一緒に、ヤシマ作戦への一斉協力体験ができる「ムーヴィシンクロナイザ」企画も実施する。

⇒⇒ 最新作『ヱヴァンゲリヲン新劇場版：Ｑ』チケット発売情報