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　作家の宮部みゆきが、大衆文芸作品の優秀作を選定する直木賞の新選考委員に決定した。日本文学振興会が16日（木）に発表した。来年1月15日に予定されている第140回（平成20年度下半期）の選考会から参加する。

　宮部みゆきは、1987年に『我らが隣人の犯罪』でオール讀物推理小説新人賞を受賞してデビュー。その後、日本推理作家協会賞長編部門、日本SF大賞など数々の賞を受け、1999年に『理由』で第120回直木賞を受賞している。ちなみに、2001年の『模倣犯』では、毎日出版文化賞特別賞、第6回司馬遼太郎賞、第52回芸術選奨文部科学大臣賞文学部門を受賞。若者に人気の作家で、ミステリーや時代小説のほか、映画化もされた『ブレイブ・ストーリー』などのファンタジー小説も刊行している。

　今年7月15日に結果が発表された第139回直木賞（平成20年度上半期）の選考委員は、浅田次郎、五木寛之、井上ひさし、北方謙三、林真理子らが務めていた。