今月5日に急性呼吸窮迫症候群で亡くなった歌舞伎俳優の中村勘三郎さん(享年57)の葬儀・告別式が27日、東京・築地本願寺で営まれ、生前親交の深かった女優・大竹しのぶ、歌手・和田アキ子ら著名人や関係者2000人のほか、一般弔問客1万人を含む1万2000人が参列した。勘三郎さんの最期を看取っていた大竹は「弔辞を読んだけど、まだ全然話し足りない。文量にしたら30年分くらいある。まだ、過去の思い出というよりもこれからも一緒にいる感じで、今日という日がまだ信じられないです」と、いまだ実感出来ない様子で、早すぎる死を悼んだ。
以下は参列した著名人の主なコメント。
◆王貞治
「57歳といういろいろ盛りでこれからって年代、本人が一番残念だと思います。住んでいる場所は違うけれど、よく食事に行って一緒になることがあった。すごく豪快で情熱な方だった。舞台でもプライベートでも羨ましい生き方をしていて、自分をさらけ出せる正直な人だった。僕はそういうのが苦手だったので羨ましい。57歳は早すぎるけれど、その10倍くらいの内容を生きたと思う。もっともっと長く付き合いたかったです。息子の勘九郎くんと七之助くんは、立場の自覚もしているので一言『体調には気をつけて』と声をかけました」
◆内田裕也
「歌舞伎とロックは意外な関係がある。夢についていつも話していた。京都で朝まで飲んで店も閉まってしまって、それからホテルの一室を借りて部屋の冷蔵庫に置いてあったアルコールをみんなで開けた。中村勘三郎は俺たちよりもっともっと本物のロックンローラーだった」
◆大竹しのぶ
「弔辞を読んだけど、まだ全然話し足りない。文量にしたら30年分くらいある。まだ、過去の思い出というよりもこれからも一緒にいる感じで今日という日がまだ信じられないです。これからは、私たちが勘九郎さんと七之助さんを応援していかないといけない。まったく信じられないので、これから時間がかかるなと思います。これから生であの人の芝居が見れないのが残念です」
◆桂文珍
「落語の方にも目を届けてくれて愛情を注いでくださって、舞台を見せていただいて演じる身として励みをいただきました。あの根性の入れ方はすごい。全身からほとばしるパワーはすごかったです。本当にあの人がいるだけで周りの人が幸せになるようなお方でした。せっかちというより、ターボがかかってフルパワー。いつも全力で駆け抜けるお方でした。本当にありがとうございました。それのみです」
◆和田アキ子
「本当にお別れですね。前にうちにお伺いした時、留守番電話に私の気持ちを入れたんですね。でも今日消してきました。(勘三郎さんが)喜ばない気がして。今まで歌舞伎をみせていただいて、何一つ不満というか違うと思ったことはない。すべてが素晴らしかった。(紅白歌合戦では追悼企画があることを踏まえ)こんなんで歌えるのかという感じですが。追悼の意味も込めて、生きていることに感謝して心を込めて歌いたい」
◆武田鉄矢
「私は彼のファンでして。深いつながりはなかったけど、まだ元気のよかった20代後半の時にご一緒したので、お別れを言いにきました。彼は僕らのような吹けば飛ぶようなテレビタレントにも礼をつくしてくれる役者でした。素晴らしい坊ちゃん2人がいることが希望だと思う。彼らが彼の情熱をリレーしてくれると思います」
◆渡辺えり
「別れるのが嫌。お化けでも幽霊でもいいから出てきて欲しい。普通は安らかにお眠りくださいっていうけど、何でもいいから出てきて話したい。(葬儀で流された)映像を見て自分の人生と重なって、同じ時代を生きてよかったと再び思えたから、今いないのがつらい。本音で言い合えて、芝居の話しかしなかった。信頼してもらって幸せだった。取っ組み合いの喧嘩もしたけど大事にすればよかった。すごい人だって舞台見ると思うんだけどやっぱり友達。すごい人を亡くしたって、時間を追うたびにみんなが感じるようになると思う」
以下は参列した著名人の主なコメント。
◆王貞治
「57歳といういろいろ盛りでこれからって年代、本人が一番残念だと思います。住んでいる場所は違うけれど、よく食事に行って一緒になることがあった。すごく豪快で情熱な方だった。舞台でもプライベートでも羨ましい生き方をしていて、自分をさらけ出せる正直な人だった。僕はそういうのが苦手だったので羨ましい。57歳は早すぎるけれど、その10倍くらいの内容を生きたと思う。もっともっと長く付き合いたかったです。息子の勘九郎くんと七之助くんは、立場の自覚もしているので一言『体調には気をつけて』と声をかけました」
◆内田裕也
「歌舞伎とロックは意外な関係がある。夢についていつも話していた。京都で朝まで飲んで店も閉まってしまって、それからホテルの一室を借りて部屋の冷蔵庫に置いてあったアルコールをみんなで開けた。中村勘三郎は俺たちよりもっともっと本物のロックンローラーだった」
◆大竹しのぶ
「弔辞を読んだけど、まだ全然話し足りない。文量にしたら30年分くらいある。まだ、過去の思い出というよりもこれからも一緒にいる感じで今日という日がまだ信じられないです。これからは、私たちが勘九郎さんと七之助さんを応援していかないといけない。まったく信じられないので、これから時間がかかるなと思います。これから生であの人の芝居が見れないのが残念です」
◆桂文珍
「落語の方にも目を届けてくれて愛情を注いでくださって、舞台を見せていただいて演じる身として励みをいただきました。あの根性の入れ方はすごい。全身からほとばしるパワーはすごかったです。本当にあの人がいるだけで周りの人が幸せになるようなお方でした。せっかちというより、ターボがかかってフルパワー。いつも全力で駆け抜けるお方でした。本当にありがとうございました。それのみです」
◆和田アキ子
「本当にお別れですね。前にうちにお伺いした時、留守番電話に私の気持ちを入れたんですね。でも今日消してきました。(勘三郎さんが)喜ばない気がして。今まで歌舞伎をみせていただいて、何一つ不満というか違うと思ったことはない。すべてが素晴らしかった。(紅白歌合戦では追悼企画があることを踏まえ)こんなんで歌えるのかという感じですが。追悼の意味も込めて、生きていることに感謝して心を込めて歌いたい」
◆武田鉄矢
「私は彼のファンでして。深いつながりはなかったけど、まだ元気のよかった20代後半の時にご一緒したので、お別れを言いにきました。彼は僕らのような吹けば飛ぶようなテレビタレントにも礼をつくしてくれる役者でした。素晴らしい坊ちゃん2人がいることが希望だと思う。彼らが彼の情熱をリレーしてくれると思います」
◆渡辺えり
「別れるのが嫌。お化けでも幽霊でもいいから出てきて欲しい。普通は安らかにお眠りくださいっていうけど、何でもいいから出てきて話したい。(葬儀で流された)映像を見て自分の人生と重なって、同じ時代を生きてよかったと再び思えたから、今いないのがつらい。本音で言い合えて、芝居の話しかしなかった。信頼してもらって幸せだった。取っ組み合いの喧嘩もしたけど大事にすればよかった。すごい人だって舞台見ると思うんだけどやっぱり友達。すごい人を亡くしたって、時間を追うたびにみんなが感じるようになると思う」
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2012/12/27