女優の寺島しのぶ（39）が18日、自身のブログで17日に死去した若松孝二監督（享年76）への想いを明かしている。

　寺島は、2010年に若松監督の『キャタピラー』に主演し、ベルリン国際映画祭・最優秀女優賞（銀熊賞）を獲得しており、“恩人”とも言える存在。「突然いなくなってしまった若松監督。人をびっくりさせることが大好きな監督。『銀熊賞取れなかったよ』『嘘！おめでとう！』って驚かせてくださったみたいに嘘だよって言いながら現れてほしい。監督の誕生日のエイプリルフールみたいに」と無念の想いを吐露。

　さらに「今年のベネチア映画祭に行けたのを一番に報告してくださった監督、私の出産を本当に喜んで、早く見たいと言ってくださっていた監督、心優しい監督、弱い者の味方で、強いものにはくってかかる監督、お酒と美味しいものが大好きな監督、何よりも映画を作り上げることに執念を燃やした監督。今いったい、いったいどこにいらっしゃるんですか？」と、いまだ信じられない様子で“恩人”の死を偲んでいる。