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松山ケンイチ、初のNHK大河ドラマ撮影で奮闘「しっかりしていないと成立しない」

 いよいよ8日より放送がスタートするNHK大河ドラマ『平清盛』。大河ドラマ初出演ながら清盛役という大役に挑む松山ケンイチが、現在も続く撮影の様子や役柄に込めるメッセージを語ってくれた。

松山ケンイチ(写真:鈴木一なり)

松山ケンイチ(写真:鈴木一なり)

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 大河ドラマの撮影現場は、これまでに様々な作品に出演している松山にとっても未知の世界。通常のドラマや映画では撮影期間は1〜3ヶ月ほどが一般的だが、1年にわたって放送される大河ドラマでは、撮影もほぼ1年におよぶ。その現場に入って3ヶ月で松山が感じたことは、「どう演技プランを組み立てていくか最初からしっかりしていないと成立しないと思いました。今朝も、もう一回台本を第1話から読み直してきました。それぐらい、迷子になってしまうぐらい、大きくて長い作品だと実感しています」。ひとりの人物を長い時間をかけて深く掘り下げていく作品の撮影現場には、これまでとは違う驚きがあったようだ。

 長丁場の撮影については、今のところ体力的なつらさはない。「序盤でへこたれていたら笑われちゃうんで(笑)」。しかし、精神的な面では、その物語の内容ゆえのつらさも感じているようだ。「清盛の人生には別れがすごく多いんです。若くして兄弟を亡くしていたり、父親や最初の妻も早くに亡くします。だから、自分の家族を作るということが、清盛にとってすごく大事なことだったんですね。子どもが産まれるときも涙を流して、初めて自分と血がつながった家族ができたとすごく喜ぶんです。でも、その子を産んだ妻も亡くなってしまう……。死への恐怖感、愛する者を亡くす恐怖感を表現するのは大変だなと感じています」。

 番組はこれからスタートだが、松山が1年の放送を通して視聴者に感じて欲しいことは「清盛はどこにも属さない男です。ルールなんか関係なく、自分がどうしたいのか、民がどうしたら笑うのか、そういうことをまず考える。それってすごく大事なことだと思うんですね。人の意見も大事だけど、それに沿って生きるんじゃなくて。インターネットで答えを見るんじゃなくて、自分で動いて答えを見つけるということの大切さを考えてほしいですね」。清盛の生き方を通して、今の時代にも通じるメッセージを発信していく。

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