米ニューヨーク在住の日本人ダンサー・TAKAHIRO（30）が5日、シンガポール・リバーバレークラーク・キー特設ステージで行われた日本文化推進イベント『KIRIN ICHIBAN FES』に出演。「今できる最高のパフォーマンスをお見せできたと思います。素直に驚いた表情や、歓声を上げたり、たくさんの拍手をいただいて、自分の表現したものが異国の方にもちゃんと伝わったという手応えがあった」と満足げに振り返った。

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　同イベントは経済産業省による『Cool Japan』プロジェクトの一環で、シンガポールでは初開催。日本の伝統とモダンでエネルギッシュな文化を紹介する目的で企画され、前日と合わせ2日間行われ、TAKAHIROは日本を代表する世界的に活躍するダンサーとして主催者側から招待された。

　ヒップホップに乗ってプロレスラー風のマスク姿で登場したTAKAHIROは、「今回のテーマは“目指せ21世紀のチャップリン”という事で、ダンスという言葉ではない万国共通言語を使ってできるエンターテインメントの可能性を追求する作品にしました！ シンガポールの皆さんにも是非楽しんでもらいたいです」と流ちょうな英語で語りかけてスタート。

　コミカルなパントマイムやテレビアニメ『ルパン三世』『サザエさん』、人気RPG『ファイナルファンタジー』などの音楽を取り入れ、観客を魅了。「アジアに限らずヨーロッパや南米、オセアニアなどワールドワイドに日本のカルチャーの面白さをもっと伝えていきたいです」と目標を掲げていた。