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高島礼子、初の海外ドラマで文化の違いを体感「人生観変わった」

 女優・高島礼子(47)が初めて韓国ドラマに出演した『のり子、ソウルへ行く!』(KBS)が、いよいよ11月に日本上陸を果たす。「日本の作品しかやったことがなかった」という高島は今作で韓国語に初挑戦。韓国の演劇学校に通って役作りに励み、過密スケジュールのなか収録を全うしたことで「女優としての人生観が変わった」と晴れやかな表情を見せた。ORICON STYLEでは、彼女の人生観の変化について聞いた。

ORICON STYLEのインタビューに応じた高島礼子 (C)ORICON DD inc.

ORICON STYLEのインタビューに応じた高島礼子 (C)ORICON DD inc.

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 数々の映画やドラマに出演し、存在感のある演技で人々を魅了し続ける高島。だが意外にも、海外作品に出演するのは今回が初。「今まで挑戦する事を考えた事がなかったので、最初にお話をいただいた時は『やらせていただけるなら』って軽いノリでした。韓国ドラマに対して、情報も少なかった」と、オファーを受けた今年7月の心境を思い浮かべ、思わず目を細める。

 単身韓国入りしたまでは良かったものの、そこからが驚きの連続だったと笑いながら振り返る。「撮影のシステム自体が日本と違いました。台本ができるのも、クランクインの一週間前を切っていた。日本だと、あらかじめリハーサルをみっちりやるけど、あっちではほぼなかったんじゃないかな。『え、ちょっと待ってください!』って感じでしたよ」。

 「いかにも韓国語を読んでるように見せたら駄目だったので、大変でした」と、ぶっつけ本番の韓国語に四苦八苦。それでも「日本でもお仕事いただいてるなか、韓国ドラマに出て『何これ?』って思われたら、自分の恥になるし、日本の恥にもなるから」と一切妥協せず、時には監督らに自らの考えを主張したという。

 ほかにも日本と韓国の違いは山ほどあるようで、「夜中の4時に終わって、次の開始が朝7時というのがあった。寝る時間はなくて、結局、4日間一睡もできない状況がまさにありましたね」と、過酷な撮影を笑いながら明かした。

 一方で、日本では体験できない貴重なこともあったという。「韓国ドラマの撮影って、気持ちの流れを尊重して撮ってくれるのがいいなって思った。例えば、日本での泣き芝居だと、何本もリハーサルをやるから、本番の時にはすでに“泣き枯らす”ってことがあるけど、あっちではリハをやらないし、泣いた後の心情を保ったまま、次(のシーン)に入る臨機応変さがある。多少予定と違っても、周りが合わせてくれる環境って、ありだなって思いましたね」。

 韓国ドラマ初挑戦にして「ドラマの違いを体感できた。だから、もう1回やってみたい」と、早くも次回作を熱望。「こっちからも向こうの作品に出る勇気を持つべきだなと思った。怖いもの知らずで今回は行ったけど、東日本大震災もあって、『今できること』って世の中では言われてますけど、私なりにできることはこれかなって思った。自分が挑戦できる場があるなら、先駆けてもやるべきだなって思いました」。

 なお、韓国の5人組バンド・FTISLANDのボーカルで俳優のイ・ホンギと高島のW主演作としても話題となっている同作は、単に韓流ファンの主婦が渡韓するという物語ではない。高島演じるのり子は、ガンと診断されながらも、かつて抱いた歌手になる夢を果たすためにソウルで開催されるスターオーディションに参加。不和状態の娘に夢を諦めない姿を見せるべく、オーディションに奮闘する中でイケメン青年・ミンハ(ホンギ)と出会い、歌の指導を請うことに。一方、スターを夢見るも自信を失いかけていたミンハも、のり子と出会い、徐々に心を動かされていく。

 「ホンギくん、日本で連ドラに出演していたこともあって、日本語が話せる方だったので、通訳も買って出てくれた。彼じゃなきゃこの作品は駄目だったかもと思える心強い子」。そんな2人の、息合ったやりとりがドラマの軸になる今作。「国境を越えてそれぞれが問題を解決していく物語だから、韓流大好きおばさんと若い男の子の友情物語じゃないのを見せないといけなかった。大変だったけど、そのぶん、みなさんの心に響くものができたと思いますね」。

韓国ドラマ『のり子、ソウルへ行く!』は、11月10日(木)、11日(金)に東京・渋谷の文化総合センター大和田のさくらホールで上映会が行われる。

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