自身3度目のエベレスト単独・無酸素登頂に挑戦していた登山家の栗城史多氏が、日本時間12日午後3時15分に登頂を断念し、下山を決めたことがわかった。業務提携するよしもとクリエイティブ・エージェンシーが発表した。経緯について、栗城氏は「10月3日に高所順応で7800m地点まで上がった際に、荷揚げを行なって荷物を地中に埋めて来ましたが、本日その7800m地点に到着したところ、地中に埋めてあった食料などの荷物がカラスに食い荒らされ、テント用ポールもガスもなくなっていました」と説明。 最終的に「ガス無しで水分補給ができない中、このまま山頂を目指すと、高山では肺水腫や脳浮腫といった命にかかわる為、大変危険だと総合的に判断した」として下山を決意したという。
2011/10/12