俳優の田中実さん(享年44)が25日に自宅で首を吊って死亡したことを受け、所属事務所のオスカープロモーションが26日、東京・表参道にある同社で会見を開いた。会見には宣伝統括部の鈴木誠司氏、チーフマネージャーの岩澤和俊氏の両専務取締役が出席。鈴木氏は「悩みがあれば言ってほしかった」と無念さをにじませ、岩澤氏も「悩んでいるなど何も感じなかったので驚いている。遺書は出てきていない」と語った。死因については現在も東京監察医で調査中だが、「事件性はないと聞いている」と説明した。
田中さんは、亡くなった当日、都内で午前11時半からドラマの撮影収録を予定していたが、収録現場には現われず、11時過ぎに担当マネージャーが電話しても出ないことから不審に思い、田中さんの母親と共に自宅に向かったところ、窓際で部屋着のままマフラーで首を吊っている田中さんを発見した。担当マネージャーが発見した時はすでに心肺停止状態だったといい、25日午後4時20分に死亡が確認された。
岩澤氏は「責任感が強い人で、自分のことは自分で解決する人だったけど、ここまでのことならば前兆が見えるかと思いますので、私どもも驚きを隠せない」と語り、家族や担当マネージャーも憔悴している状態を報告。なお、田中さんは今後半年先も仕事の予定が入っていた状態で、「うちの若手育成も快く受けてくださった。仕事も順調だったと思う」(岩澤氏)と語った。
田中さんは昨年12月に「40歳を過ぎ、役者の幅を広げたい」という本人の意向で同事務所に移籍。鈴木氏は「周りのスタッフが変わったという意味でのプレッシャーや気遣いはゼロではないと思うが、そんな風には見えなかった。マネージメントをしている側として、何かできることはなかったのかと心残り」と唇をかみ締めた。
田中さんの通夜、告別式は、遺族の強い要望により近親者のみの密葬で行われる。
⇒ ご冥福をお祈りします・・・「おくやみ・訃報」記事一覧へ
田中さんは、亡くなった当日、都内で午前11時半からドラマの撮影収録を予定していたが、収録現場には現われず、11時過ぎに担当マネージャーが電話しても出ないことから不審に思い、田中さんの母親と共に自宅に向かったところ、窓際で部屋着のままマフラーで首を吊っている田中さんを発見した。担当マネージャーが発見した時はすでに心肺停止状態だったといい、25日午後4時20分に死亡が確認された。
岩澤氏は「責任感が強い人で、自分のことは自分で解決する人だったけど、ここまでのことならば前兆が見えるかと思いますので、私どもも驚きを隠せない」と語り、家族や担当マネージャーも憔悴している状態を報告。なお、田中さんは今後半年先も仕事の予定が入っていた状態で、「うちの若手育成も快く受けてくださった。仕事も順調だったと思う」(岩澤氏)と語った。
田中さんは昨年12月に「40歳を過ぎ、役者の幅を広げたい」という本人の意向で同事務所に移籍。鈴木氏は「周りのスタッフが変わったという意味でのプレッシャーや気遣いはゼロではないと思うが、そんな風には見えなかった。マネージメントをしている側として、何かできることはなかったのかと心残り」と唇をかみ締めた。
田中さんの通夜、告別式は、遺族の強い要望により近親者のみの密葬で行われる。
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2011/04/26