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有吉弘行、今求められる自身の役割は「多分“いけにえ”」

 お笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号がMCを務める人気バラエティ番組『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)で人気コーナー「まだ間に合う!? 有吉先生のタレント進路相談」を受け持つタレント・有吉弘行。最新DVD第2弾の発売を記念し、ORICON STYLEはこのほど有吉にインタビューを敢行した。毒舌コメントでタレントの生きる道を指し示す“有吉先生”だが、求められている自身の役割は「多分“いけにえ”。今はオマケの人生ですから、スケープゴートというか(笑)」と語るなど、実は“超真面目”な素顔をのぞかせた。

ORICON STYLEのインタビューに応じた有吉弘行 (C)ORICON DD inc. 

ORICON STYLEのインタビューに応じた有吉弘行 (C)ORICON DD inc. 

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 もともと有吉は同局系バラエティ番組『アメトーーク!』での共演者への“あだ名命名”で再ブレイク。その後も“一発屋”の代表として“一発屋芸人”へアドバイスを送る企画などで人気を集め、ついに『ロンハー』では「〜有吉先生のタレント進路相談」のワンコーナーを担うまでに飛躍した。しかし有吉は、“先生”と呼ばれる自身に「まさか熊田曜子にアドバイスを送るようになるとは……」とまだピンと来ない様子だ。

 かつて父親からは「先生なんて呼ばれるような人間はロクなもんじゃねぇ」と教えられていたものの、気が付けば自身が「いつの間にか先生って呼ばれてる」と苦笑い。それでも「博多華丸・大吉の大吉さんとか、今何人か先生って呼ばれる人がいるから、“先生芸人”ってくくりで自分をなんとなく納得させて。水道橋博士の“博士”くらいの感じで受け取ってます」と複雑な心境を語った。

 有吉にとっての『ロンハー』は楽しくもあり、同時にプレッシャーも感じるひしひしと感じている。それは「ちゃんと周りを固めてもらってお膳立てをしっかりしてくれているから、いい加減なことはできない」という本人の仕事に対する責任感からきている。一方で自ら納得のいく立ち回りができたと感じるときには周囲からの「面白かった」という反響も大きいようで、「今後も変わらずちょくちょく出していただいて、ロンブーさんの手のひらの上で遊ばせていただければ幸せですね」と充実感をにじませた。

 番組収録の後には「落ち込んだり、『ここ、どうして出来なかったんだろう』とか思うことはあります。オンエアされるまでの時間は悩みますね。『失敗したなー、今日のオンエア怖いなー』って」と“一人反省会”も欠かさないという。番組での共演者に対する的を射た“毒舌”も、趣味がなくプライベートでテレビを観ている際に「さらっと観て、強く感じたことをそのままぶつけているだけなんですけど……」と、偶然から繋がった積み重ねの技術といえる。

 インタビューしていても有吉の人柄の良さは十分に伝わり、テレビでの“毒舌キャラ”とは違った“超真面目”な素顔をのぞくことができた。番組制作側を含め、視聴者から求められている“有吉弘行”とは何かを聞いてみたところ、「多分“いけにえ”というか……」とポツリ。「みんなが言いたくても言えなかったり、言うのは簡単だけど、言っちゃうと各方面から苦情があって干されちゃったりする。干されるんだったらお前がやれよっていう(笑)。お前いいだろ一回死んでるんだからって感じで(笑)」とかつてのブレイクからのどん底時代を忘れておらず、起死回生した今も自らの役割を冷静に分析していた。

 さらに「今はオマケの人生ですから、そういう意味ではそんな感じだと思います。スケープゴートというか(笑)」と自らを客観的に見る余裕も。テレビを観ていてまるで視聴者の声を代弁しているかのように、ときにスカッとさせてくれる“有吉先生”の“毒舌”。今後もテレビの前で応援していきたい。



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