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　野菜ソムリエ・王理恵との結婚延期を発表していた精神科医・本田昌毅氏が29日（火）、都内で自らが診療に当たった横綱・朝青龍への思いや復活までの様子を綴った著書『朝青龍から笑顔が消えた本当の理由』の出版記念会見を行った。50名以上集まった報道陣を前に本田氏は「真実でない報道もあり、親からも心配された」と自身と朝青龍の本当の姿を伝えるために出版を決意したと話した。また、マスコミへ事前に配布された資料では、王が結婚延期の理由として挙げたとされる“そばの食べ方”を実践するパフォーマンスを行う予定だったが、前日の報道やマスコミからの直撃取材の影響から緊急回避した。

　医師として「患者さんの守秘義務があるなかで、どこまで書いていいのか悩んだ」と話す本田氏は、著書の出版理由として、「多くを語らない朝青龍の真実の姿を伝え、そこから得る印税を横綱にならって日本、モンゴルの恵まれない子供たちに寄付をしたかった」と話し「横綱は、言い訳もしない男気ある人。彼の精神力が弱くて病気になったのではない。精神的に困っていた方のリカバリーとしての本になって欲しい」と説明した。

　また王との結婚を決意した経緯については、朝青龍の診療後、マスコミから虚偽の報道をされ「周りにも迷惑が及んで、死にたいと思っていた」と精神的にどん底だった頃、理恵さんと出会い「周りが居なくなっても、私がそばにいてあげる」と精神的な支えとなる言葉をかけられたことから「一生彼女を守りたいと思った」と明かし、現在も「気持ちは変わっていない」とコメントした。

　集まった報道陣から“そばの試食”を促される一幕も見られたが、これには「勘弁してください」の一点張りであった本田氏。関係者によると、前日まではパフォーマンスを行う予定だったが、情報番組のコメンテーターの反対意見などが耳に入り、最終的に本田氏自らが中止を決めたという。また、理恵さんとの近況についても会見では「相手のあることなので・・・」と明言を避けていたが、前出関係者からは「内容は判らないが、彼女とは今も連絡は取っているようです」、「関係も、思ったよりも良好な感じのようです」との証言も飛び出し、結婚に向けて粘り強く一歩ずつ進んでいこうとする本田氏の姿勢がうかがえる会見となった。

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