東映の特撮ヒーローシリーズ、仮面ライダー・スーパー戦隊出身者が、全く新しい大人も楽しめる本格エンターテインメント作品に挑む新ブランド「TOEI HERO NEXT」がスタートした。第1弾として先陣を切るのは、『仮面ライダーオーズ/OOO』の渡部秀(20)と三浦涼介(25)が主演する新感覚SFミステリー新作『PIECE〜記憶の欠片〜』。11月にDVDのレンタル・発売、今秋には全国で劇場公開も決定している。
今作は、被害者が石化して死亡する“大都会のゴーゴン事件”が連続で発生。3年前に同じような石化で恋人を亡くしているフリー記者・千野智紀(渡部)が、事件の鍵を握る謎の金属片「PIECE」を追う五重人格のカメラマン・零(三浦)とともに事件の真相に迫るストーリー。
渡部は「僕たちの演技も、物語も、『仮面ライダー』とは違った魅力を感じてもらえる作品。オーズファンのちびっ子たちが観たらちょっと怖いかも。今回が第1弾だったので責任重大。気合を入れて頑張りました」と新作をアピールしている。
これまでのキャリアのほとんどを、1年間のTVシリーズと映画6作品に出演した『オーズ』の火野映司役が占めてきた渡部は、「TOEI HERO NEXT」の企画を聞いて、「期待されているんだなと改めて実感。嬉しかった」と話す。三浦も「期待されている分、ハードルは高いと思ったが、『オーズ』とは違うコンビ愛を見せます」と手応えは十分だ。
二人にとってはそれぞれの「NEXT」、次のステップへ上がる試練にもなった。
渡部の場合は、演じる智紀役が実年齢より5歳くらい年上の設定だったことから、当初は「その年齢に見える芝居ができるか不安もありましたし、悩みました」と明かす。しかし、5月上旬に撮影を終えた後には、「周りの大人たちを見て、仕草などを研究して、役作りをしたんですが、そういう作業そのものが自分にとってのNEXTだと思いました。この先につながる何かをつかめたと思う」と自信に変えていた。
一方、三浦は5つの人格を演じ分けた。「結局、零とは何者だったんだろうと、謎ではあるんですが(笑)、とても勉強になったし、乗り越えなければならないハードルを明確に感じて、頑張ろうと思うモチベーションになりました。まだまだだと思い知ったのと同時に、自分自身の中に発見もあった」と話す。
スタッフも“NEXT”。『オーズ』のスタッフを敢えて起用せず、新たなスタッフとのコラボレーションで「渡部君と三浦君の新しい魅力を引き出したかった」と、企画した白倉伸一郎氏(東映)は語る。
メガホンをとったのは、人間ドラマからSF大作『SHINOBI』、『横山秀夫サスペンス』などのミステリーまで幅広いジャンルを手がける下山天監督(46)。脚本は『仮面ライダーW』のメインライターだった三条陸氏が務め、制作は東映東京撮影所が担った。下山監督も「メダルやベルトのお助けアイテムを一切使わずに、走れば息が切れて、殴られたら痛がる、そういう演出にこだわりました。生身の二人を観ていただきたい」と力強く語っている。
『PIECE〜記憶の欠片〜』は今秋に全国で劇場公開、DVDは11月9日(金)よりレンタル開始、同21日(水)より東映ビデオより発売される(税込4935円)。
今作は、被害者が石化して死亡する“大都会のゴーゴン事件”が連続で発生。3年前に同じような石化で恋人を亡くしているフリー記者・千野智紀(渡部)が、事件の鍵を握る謎の金属片「PIECE」を追う五重人格のカメラマン・零(三浦)とともに事件の真相に迫るストーリー。
渡部は「僕たちの演技も、物語も、『仮面ライダー』とは違った魅力を感じてもらえる作品。オーズファンのちびっ子たちが観たらちょっと怖いかも。今回が第1弾だったので責任重大。気合を入れて頑張りました」と新作をアピールしている。
これまでのキャリアのほとんどを、1年間のTVシリーズと映画6作品に出演した『オーズ』の火野映司役が占めてきた渡部は、「TOEI HERO NEXT」の企画を聞いて、「期待されているんだなと改めて実感。嬉しかった」と話す。三浦も「期待されている分、ハードルは高いと思ったが、『オーズ』とは違うコンビ愛を見せます」と手応えは十分だ。
二人にとってはそれぞれの「NEXT」、次のステップへ上がる試練にもなった。
渡部の場合は、演じる智紀役が実年齢より5歳くらい年上の設定だったことから、当初は「その年齢に見える芝居ができるか不安もありましたし、悩みました」と明かす。しかし、5月上旬に撮影を終えた後には、「周りの大人たちを見て、仕草などを研究して、役作りをしたんですが、そういう作業そのものが自分にとってのNEXTだと思いました。この先につながる何かをつかめたと思う」と自信に変えていた。
一方、三浦は5つの人格を演じ分けた。「結局、零とは何者だったんだろうと、謎ではあるんですが(笑)、とても勉強になったし、乗り越えなければならないハードルを明確に感じて、頑張ろうと思うモチベーションになりました。まだまだだと思い知ったのと同時に、自分自身の中に発見もあった」と話す。
スタッフも“NEXT”。『オーズ』のスタッフを敢えて起用せず、新たなスタッフとのコラボレーションで「渡部君と三浦君の新しい魅力を引き出したかった」と、企画した白倉伸一郎氏(東映)は語る。
メガホンをとったのは、人間ドラマからSF大作『SHINOBI』、『横山秀夫サスペンス』などのミステリーまで幅広いジャンルを手がける下山天監督(46)。脚本は『仮面ライダーW』のメインライターだった三条陸氏が務め、制作は東映東京撮影所が担った。下山監督も「メダルやベルトのお助けアイテムを一切使わずに、走れば息が切れて、殴られたら痛がる、そういう演出にこだわりました。生身の二人を観ていただきたい」と力強く語っている。
『PIECE〜記憶の欠片〜』は今秋に全国で劇場公開、DVDは11月9日(金)よりレンタル開始、同21日(水)より東映ビデオより発売される(税込4935円)。
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2012/05/29