我が家、ロッチ、ハライチの3組によるお笑い音楽ユニット・クレイジーラッツが8日、都内でライブを開催した。7人は半年間に渡って猛練習したそれぞれの楽器で、ジャズの名曲「12番街のラグ」を前日のライブで初披露。また宮城県多賀城市に住む実兄が被災したという我が家の杉山裕之は「クレイジーラッツで、被災された地域に何か元気を与えるようなことができれば」と語り、坪倉由幸も「ぜひ行きたい」と今夏の被災地訪問を約束した。杉山の兄一家は自宅1階が浸水し現在、埼玉県の実家に避難中だという。

　クレイジーラッツは、毎月開催されているお笑いライブ『WEL 〜ワタナベエンターテインメントライブ〜』で、7人がユニットとして出演していた1コーナー「トーク7」から誕生。我が家の坪倉（ギター）、谷田部俊（ピアノ）、リーダーの杉山（ドラム）、ロッチのコカドケンタロウ（ウッドベース）、中岡創一（サックス）、ハライチの岩井勇気（ピアノ）、澤部佑（トロンボーン）で結成し、岩井以外の6人が楽器初心者ながら猛練習を積み、この日は息の合った演奏で観客を楽しませた。

　2日間3公演の開催で、この日1公演目を終えた澤部は、「気持ち良かったー！」とすっかりミュージシャンの顔つき。杉山は「ヘタクソなりに自分にできることを精一杯頑張りました」と振り返り、坪倉は「初めてのアンコールを経験して、どうしたらいいか分からずアタフタしてた」と嬉しい悲鳴をあげた。ライブではほかにチャリティーソング「WAE」がお披露目され、お笑いネタや即興替え歌で盛り上げた。今後、7人が出演するCM制作も決まった。