漫画家の平松伸二が、1980年代に『週刊少年ジャンプ』（集英社）で連載した人気コミック『ブラック・エンジェルズ』の新作を26年ぶりに描き下ろしたことが22日、明らかになった。同作を実写化したDVD発売に先立ち、実写版制作サイドの熱いリクエストに平松が快諾し、「ブラック・エンジェルズ　DVDエピソード第0章」として筆をとった。

【写真】その他の写真を見る

　コミックは全12ページで、4月22日より「ブラック・エンジェルズ」公式HPで限定公開される。5月13日発売のスペシャル版コミック『ブラック・エンジェルズ　黒き罠編』（日本文芸社・コンビニ限定復刻版）では、修正無しのオリジナルバージョンでの掲載が予定されている（公式HPでは、過激なシーンを一部修正）。

　内容は、実写版のオリジナルキャラクター・佐藤二朗扮する悪徳検事・堺善三の外道エピソードを軸に構成しており、雪藤洋士や麗羅のほか、実写版にはいないキャラクターも登場するという。

　『ブラック・エンジェルズ』は、表向きは自転車便を仕事とする気弱な青年・雪藤洋士が、裏では法で裁けぬ悪を陰で抹殺する暗殺者として活躍するバイオレンス・アクション。性犯罪や家庭内暴力、少年犯罪、消費者金融などを扱った社会性の強いエピソードも多く、少年誌らしからぬ内容が話題を集めた。

　実写版DVD『ブラック・エンジェルズ』は、4月27日に発売。レンタルも同時開始。