人気コミック『キン肉マン』の作者・ゆでたまごの一人である中井義則氏の息子で、元格闘家でタレントのなまたまご（22）が6日、自身のブログで芸能活動を一時休止することを明らかにした。「今の私は実力もなにもない」と悟り、今後は専門学校に通いながらトレーニングと仕事に励むという。芸能界引退は明言せず「もし事務所がみつかってまた頑張れる場がみつかりましたらお会いしましょう！」とメッセージを送っている。

　なまたまごは「格闘技はアマチャアの大会で優勝、準優勝。海外でも試合しました。プロ3戦2勝1敗そして引退。胸をはれるもんでもありませんが唯一残した結果と言えばたったこれだけです。芸能界での結果は無しです。まだまだ半端もんで努力しなきゃと思っていたら22才です」と現状を判断し、親に心配かけさせないため「手に職をとおもい某専門学校に通いながら働きます」と今後の進路を決めた。

　タレントに転身後、アクション俳優としても活動していたなまたまごだが「私の親は世界的に有名で、著名人ふくめていろんなファンの方々がいらっしゃいます。そんな偉大な父の息子の僕は、一度もゴールデンに出ることはありませんでした。これが本当です」と、実力がなければ生きていけない世界だと痛感。

　その上で「今後も同じ境遇の親、親戚が有名なタレントがテレビに出てくることもあるとおもいますが、今までみたいに“また二世か”とならないでほしい」と自身を反面教師とみなし「実力や努力なくしてテレビは出れません！！」と諭している。

　なまたまごは今月29日（金）午後1時半より、東京・幡ヶ谷区民会館にて活動休止前最後となるチャリティーを兼ねたお笑いライブに出演。入場料1000円で集まった収益のうち、経費を引いた全額を『東北関東大震災義援金』として日本赤十字社へ寄付する。

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