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D-BOYSの“障害役者”柳浩太郎、「俺がんばるよ」と前進誓う

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 若手俳優集団D-BOYS柳浩太郎(24)が4日、交通事故による高次脳機能障害を告白した著書『障害役者〜走れなくても、セリフを忘れても〜』の発売記念トークイベントを都内書店で行った。挫折から復帰までの葛藤をさらけだした柳は「こんな俺でも好きでいてくれた、みんなに感謝したい」と万感の思いを込め、イベントに集まった300人のファンの前で「みんなの応援があるから、俺頑張るよって思える」と感謝を伝えた。

著書『障害役者〜走れなくても、セリフを忘れても〜』の発売記念イベントを行ったD-BOYSの柳浩太郎 (C)ORICON DD inc. 

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 ミュージカル『テニスの王子様』(2003年)の稽古帰りに交通事故にあい、「高次脳機能障害」というハンディキャップを背負った柳は、入院中幾度となく“死”を考えたという。意識不明の重体が続き、精神的にも追い詰められた柳を支えたのは、仲間や家族だった。

 柳は「(ミュージカルの)メンバーからのビデオレターを観て、頑張ろうって気持ちになれた」と振り返り、同ミュージカルは「人生に欠かせない存在」となった。これまで人との交流を自ら避けてきたと明かしたが、この体験を通して「出会った人のおかげで、ここまでやって来れたっていうのが一番大きいですね」と“出会い”の大切さを実感した。

 復帰後も右半身麻痺、記憶障害、高次脳機能障害、声帯損傷などの後遺症が残り「発言が苦手なんで、こうやって本にすれば、思っていることが伝わるんじゃないかな」と同著を執筆。「自分の人生を大きく書いたつもり」と胸を張り「これ読んで、“お前らマイナスに考えてもしょうがねえから、強くなってくれ“と思います」と悩める若者や同じ障害を抱える人、ファンに訴えていた。

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