ジョン・レノンを敬愛する日本のトップ・アーティストたちが集結するチャリティ・コンサート「Dream Power ジョン・レノン スーパーライヴ」。今年、5回目を迎える同コンサートの10月7日の日本武道館での開催に先立ち、東京・有楽町のニッポン放送、イマジンスタジオにて10月4日、オノ・ヨーコが出席する記者会見が行われた。

レノン生誕65周年、没後25年という節目にあたる特別な年となる今年、コンサートには彼の名曲を歌い継ぐにふさわしい豪華メンバーが集結する。会見には、そのなかからLOVE PSYCHEDELICOのふたりが駆けつけた。オノ・ヨーコと並んで立つと、KUMIは「ここにいられることが本当に光栄です。コンサートではがんばります」とし、NAOKIはジョン・レノン、そしてオノ・ヨーコにどれほど影響を受けてきたか、そしてビートルズを含め彼らに深い尊敬の念を抱いていることを語り、コンサート参加にあたって「彼らのスピリットは代々受け継がれて、それを大きくしていかなければならない」と語った。

一方、オノ・ヨーコはふたりの言葉にうなずきながら、今回初めて自身の曲をステージで披露することに関して「はずかしいような気もするし、ドキドキしていますが、なんとなく許していただきたいという気もしています(笑)」と会場の空気を和ませた。
そして、レノンが今生きていたとしたら、「今は難しい時代ですが、暴力が嫌いな彼はカンカンに怒って、愛と平和のための運動をしているでしょう。私たちがひとつになればできないことはないんだ、夢を持とうということです」と語る。
また、日本の音楽シーンへは「今の日本のアクティブな音楽界はすごいと思います。あまりそれは欧米に知られていないので、どんどん進出してほしいですね。でも、進出しなくても音楽を作るバイブレーションは世界に影響を与えています」と評価をし、「トリビュートに参加してくれるアーティストは皆ひとりひとり何かを持っていて素晴らしいと思います。日本の音楽界を誇りに思っています」とエールを送る。

これまで同チャリティ・コンサートの売上金からアジア・アフリカに42校の小・中学校が建設されたが、今年は新たに8校が建設され、この特別な年にその数は当初の目標の50校を達成することとなった。【Dream Power ジョン・レノン スーパーライヴ】
日時:2005年10月7日(金) OPEN 17:30 / START 18:30
場所:日本武道館
入場券:＼8,500(税込)
当日券:16:30から発売開始 全席指定＼9,000(税込)
問合せ:ジョン・レノン音楽祭事務局 03-5452-0222

参加アーティスト:オノ・ヨーコ〜忌野清志郎、奥田民生、押葉真吾、小泉今日子、小柳ゆき、杉真理、曽我部恵一、PUFFY、BONNIE PINK、宮本亜門、YOSHII LOVINSON、LOVE PSYCHEDELICO ほか(※50音順)■オフィシャルサイト:http://www.dreampower-jp.com/