全米で今もっとも注目の話題のひとつは、メル・ギブソンが飲酒運転とスピード違反で逮捕された上、反ユダヤ人的な発言をした事件だが、そのメルの暴言がアメリカの携帯の着信音になることがわかった。

　米スター・マガジン・オンラインが伝えるところによれば、アメリカ、カリフォルニア州のセレブが多く住んでいることで有名なマリブで、交通違反で逮捕されたメルにちなんで、「メル・イン・マリブ」という着信音を現在作成中であるという。電話が携帯にかかってきたとき、メルの特徴であるオーストラリアなまりの英語で「マリブは俺の庭だ！」と叫ぶというのだ。着信音製作会社オアシスでは、今後もスキャンダル・トーンと称し、話題の発言を着信音にしていきたいとしている。

　このメル・ギブソンの事件は現在米国で日々取り沙汰される話題のひとつ。というのも、反ユダヤ人的な発言をするということは、ハリウッドを取り仕切る重要人物たちにけんかを売るようなもので、今後の俳優、監督、プロディーサー業に大きく影響を与えるのではないかと噂されているからだ。
　「ブレイブハート」でスーパーヒーローだったメルは今、差別発言でヒーロー生命が危うい。

（たさいちやこ）