10月8日に74歳で死去したシンガー・ソングライターで「アリス」のリーダー・谷村新司さんを送る会『喝采』が11日、東京・グランドプリンスホテル新高輪「飛天」で行われ、メンバーの堀内孝雄が心境を伝えた。

【写真】その他の写真を見る

　セレモニーであいさつした堀内は、2022年に開催されたアリスでの東京・有明アリーナ公演『ALICE GREAT 50 BEGINNING 2022』を回顧し、「めちゃくちゃ元気でした。こうなることが夢を見ているみたいです」と吐露。谷村さんとは「少し音信不通な時期があった」としながらも、「急にこのような慌ただしさの中で悲しさがやってきた」と胸中を明かした。

　そして「自分としては今後のことをいろいろ考えたりもします。彼に報いることができるのは、今まで通り変わらず頑張ること。僕も今年で74歳になって、そうはなかなかいかないでしょうが、それが残された者の責務なんでしょうね。彼への恩返しとして、これからも歌っていくことが大事なんだとつくづく思いました」と決意を新たに。最後に、今谷村さんへ送りたい言葉として、「さみしいです」と一言告げた。

　送る会は、森喜朗、長谷川一明、千住明、黒柳徹子、加山雄三、石澤顕、都倉俊一、湯川れい子、日枝久氏が発起人となって執り行われ、堺正章、デーモン小暮、五木ひろし、ゆずら親交のあった著名人や関係者約600人が別れを惜しんだ。