俳優の小芝風花（25）が15日、大阪市立美術館で行われた特別展『ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展』プレス内覧会に登場。修復されたフェルメールの名画「窓辺で手紙を読む女」に次々と想像を膨らませた。

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　同展では、17世紀のオランダ絵画の巨匠ヨハネス・フェルメールの「窓辺で手紙を読む女」が展示され、何者かによって塗りつぶされていたキューピッドが大規模な修復プロジェクトによって浮かび上がり、オリジナルの姿で楽しめる。

　同作の前でトークを行った小芝は「修復前との印象がぜんぜん違う。隠れていたキューピッドもそうだけど、こんな鮮やかな色で描かれていたんだ」と感嘆しきりで、修復前後のビフォー・アフターの好みを聞かれると「両方好きです」とにっこり。

　絵には窓辺で手紙を読む女性が描かれているが、その手紙の内容について「見る人によって違うと思う」と想像し、自身は当初「おじいちゃんやおばあちゃんの訃報が届いたのかなと思った」と明かした。小芝にとっては描かれた女性が「暗く見えた」ためだという。しかし、「キューピッドが現れたことで、このお手紙はラブレターだったのかなと、印象が変わった」と語った。

　さらに小芝は「急いで手紙を読んだんだろうな」などと、フェルメール絵の世界に入り込んで想像を深め、「大人気のフェルメールの絵が世界初公開で本当に貴重です。今しか見られません。修復過程の映像も公開されている」と呼びかけた。

　フェルメールのほか、ドイツ・ドレスデン国立古典絵画館に所蔵される作品73点がそろう。あす16日から9月25日まで開かれる。