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『マジンガーZ』作編曲家・渡辺宙明さん死去 水木一郎が追悼「先生に出会わなかったら、今の僕はありません」 思い出の写真公開

 アニメ『マジンガーZ』や特撮作品の音楽を多数手がけた作編曲家・渡辺宙明(わたなべ・ちゅうめい、本名読み・みちあき)さんが23日午前4時、老衰による心不全のため死去した。96歳。これを受け、『マジンガーZ』の主題歌を担当した歌手・水木一郎が自身のツイッターを更新し、追悼した。

渡辺宙明さんが死去

渡辺宙明さんが死去

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 水木はツイッターで、渡辺さんとの2ショット写真を投稿しながら「渡辺宙明先生の突然の訃報を受けショックで言葉を失いました。マジンガーZをはじめ先生の歌は、時代を越え、国境を越え、世界中のファンに愛されています。先生に出会わなかったら、今の僕はありません。生涯現役を貫いた先生。今まで本当にありがとうございました。心よりご冥福をお祈りいたします」と別れを惜しんだ。

 また、『機界戦隊ゼンカイジャー』の公式ツイッターも更新され、「宙明先生、ありがとうカーイ。…涙はしまっておくカーイ!宙明先生がくれた音楽は正真正銘、最高のお宝だったカーイ!これからも先生の音楽と共にゼンカイジャー は全力全開で進んでいきますカーイ!!」とつづった。

 渡辺さんは1925年8月19日、愛知県出身。東京大学心理学科卒業後、クラシックの作曲を團伊玖磨氏と諸井三郎氏から、ジャズの作編曲を渡辺貞夫氏から学び、幅広いアプローチで作品を発表。映画・テレビ音楽を多数手がけ、特に特撮やアニメ劇伴の第一人者として活躍した。

 特撮では、『秘密戦隊ゴレンジャー』などのスーパー戦隊シリーズの作品をはじめ、『人造人間キカイダー』『宇宙刑事ギャバン』、さらに『仮面ライダーBLACK』『仮面ライダーBLACK RX』などを担当。アニメでは、『マジンガーZ』や『グレートマジンガー』などのロボットものだけでなく、『野球狂の詩』『まんが名作劇場 サザエさん』なども手がけた。

 2021年放送『機界戦隊ゼンカイジャー』で、スーパー戦隊シリーズの音楽を39年ぶりに担当。このほか、『みんなのGOLF』や『アミノサプリ』のCMソングや、関西ではサンテレビボックス席(阪神戦中継)のテーマソングで親しまれた。

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  1. 1. 『マジンガーZ』作編曲家・渡辺宙明さん、老衰のため死去 96歳 特撮やアニメ音楽を多数手がける
  2. 2. 『マジンガーZ』作編曲家・渡辺宙明さん死去 水木一郎が追悼「先生に出会わなかったら、今の僕はありません」 思い出の写真公開
  3. 3. 渡辺宙明さん死去 長男・渡辺俊幸氏、ささきいさお、水木一郎ら追悼

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