昨年1月にがん再発を公表し、療養中の音楽家・坂本龍一(70)が、7日発売の文芸誌『新潮』7月号より、自伝連載「ぼくはあと何回、満月を見るだろう」をスタート。連載第1回のタイトルは「ガンと生きる」で、初めて明かされる事実がつづられている。 坂本が、がんを公表したのは2021年1月のこと。直腸の原発巣と数カ所の転移巣を摘出する、20時間に及ぶ外科手術をはじめ、このわずか1年のうちに大小6つの手術を経験し、病気の治療につとめてきた。その間も音楽への情熱を失うことはなく、アーティスト・高谷史郎氏と共作したシアターピース『TIME』など、いくつもの作品を発表している。
2022/06/07