お笑いコンビ・とんねるずの木梨憲武(60)が3日、東京・上野の森美術館で『木梨憲武展 Timing-瞬間の光り-』のプレスビューに登場した。 3月に節目の還暦を迎え、創作活動に変化があったのか問われると木梨は「作品で言うと小学校3年生に戻りたい。表現としては小3の気持ちになりたい」とする。“若返りたい”理由については「おっさんになっているので、もっと今感じたものを描けないかなと」と説明していた。 一方で「60歳なりの作品を描こうかな」と意欲を見せるも「ほぼほぼガキのころから変わっていないので、ここまま突き進みたい」と笑顔で抱負を語った。音楽活動など、さまざまな分野で興味が尽きることはなく「エンターテイメントも含めて、ずっとプレイヤーとして何らかの表現をしていきたい。最近、曲作りの楽しさを特に知った。『最終章』というアルバムを出たんですが『帰ってきた最終章』を作っている最中。7件ぐらいアーティストの皆さんとのお約束がある。早く『帰ってきた最終章』を作り込んでいきたい」と気合十分。まだまだ老け込むつもりはないようだ。 『木梨憲武展 Timing-瞬間の光り-』は、木梨自らがすべての会場で展示方法を決め、会場ごとに雰囲気の違う木梨憲武流の美術展。ニューヨークやロンドンでの個展で発表した『OUCHI』や『REACH OUT』シリーズや『木梨憲武展×20years』での人気作まで、絵画だけではなく、ドローイング、映像、オブジェなど自由な発想による作品約200点を展示する。AR(拡張現実)技術を利用して、“木梨ワールド”をより楽しめるコンテンツも。あす4日から26日まで。「2年間、コロナ禍で伸びました。2年間ぐらいで作ったものがプラスαされた展覧会になった」と延期も木梨らしくポジティブにとらえていた。