女優の橋本環奈、上白石萌音、夏木マリ、朴ロ美が3日、東京・帝国劇場で行われた舞台『千と千尋の神隠し』初日記念会見に出席した。 Wキャストで千尋を演じる橋本と上白石。湯婆婆・銭婆を演じる夏木と朴。上演を迎えた気持ちを聞かれ、橋本は「お話をいただいたときから、幕が上がることを楽しみにしていました。大変な日常の中で、不安もたくさんありました。きょうという日を迎えられて、うれしく思います。これからどんどん成長して、良い舞台にしていけたら」と熱い思いを口にした。 上白石は「初日よりもさらに良いものを届けるために、一丸となって頑張っています。このご時世に予定された日に、初日を迎えられることをうれしく、ありがたく思います。みなさまの気持ちに応えられるように、楽しく丁寧にやっていきたいです」とコロナ禍で上演できる喜びを語った。 夏木は「2日に環奈ちゃんと一緒に初日を迎えました。7月まで続く舞台なので、日々ブラッシュアップして、毎日良いものにしていきたい。何より健康で、そしてお客さまもご配慮くださっているようで感謝しかありません」と、観客も積極的に感染対策を行っていることに感謝した。 朴は「コロナ禍でのものづくりの大変さを痛感しています。言えないような努力をみんなしてきて、この場に立っています。スタッフ、キャスト、熱いハートをもっています。ものづくりに真摯(しんし)な人たちに囲まれた幸せな現場です。心をひとつにして、みなさんをお迎えできるように日々、頑張っています」と話した。 原作は、2001年に公開され、昨年末に『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が更新するまで日本の興行収入1位を20年以上も守り続けた宮崎駿監督による不朽の名作。03年には米国アカデミー賞長編アニメーション映画賞を受賞、19年には中国で公開されるなど、世界中で愛されている。