俳優の岡田将生、女優の倉科カナが11日、東京・日比谷のシアタークリエで行われた舞台『ガラスの動物園』囲み取材に出席した。

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　同作は、劇作家のテネシー・ウィリアムズの出世作であり、1945年のブロードウェイでの初演以降、国や時代を超えて愛され続けてきた名作戯曲のひとつ。“追憶の劇”は、トムが閉塞感を抱えながら家族と過ごした日々や、かなわぬ夢を見続けながらも懸命に生きる家族の姿を浮かび上がらせる。

　初共演の印象についてトークする場面では、岡田が「カナさまは本当にステキな女優さんです（笑）。とても繊細でチャーミングな部分もある役を絶妙に演じられている。すばらしいです」とニヤリ。“カナさま”呼びは、今作のけいこ中に生まれたようで、岡田は「カンパニーで言わせていただいております」と声を弾ませた。

　一方の倉科は、岡田の印象について「すごくお芝居に誠実な方だなという印象があったのですが、実際にそうでした。読み合わせの段階から、見えないところで努力されているんだろうなと感じました。岡田さんが座長で、人柄がとても穏やかで温かいなので、それが作品の世界観にも浸透している気がします」と賛辞を送っていた。

　囲み取材にはそのほか、竪山隼太、麻実れいも出席。同作は、12日から30日まで上演される。