“Mr.やりたい放題”の名で知られるケンドーコバヤシが、いま見たい芸人たちを集めたお笑いライブ『地獄寄席』が、29日に北沢タウンホールで開催される(オンライン配信もあり)。「■ケンドーコバヤシによる出演芸人&司会の地獄解説」で紹介している、にわかに信じられない出演者情報しかないという、お笑い好きの心をくすぐるライブについて、ケンコバに聞いてみた。
――『地獄寄席』とは一体なんでしょうか?
そうですね。今まで無観客の無配信で20回ほどやってきていて、知っている人は舞台関係者のみという状況だったんです。人に見せるような甘っちょろいもんじゃないなというのがあったのですが、今回はライブでやることになりました。残念ながら、僕が育てていた芸人たちが、20回目の記念大会でいなくなってしまって…。さんまさんがおっしゃっている「笑いは戦争」というのを体現しているものになっているなと。
――ケンコバさんの主催イベントはめずらしい印象を受けます。
けっこう久しぶりですね。個人的なことを言わせていただければ、母親へのプレゼントと言いますか…といっても、7月の後半が誕生日なんですが(笑)。まぁー会場のスケジュールなどがあったということで。ウチの母親、これまで『地獄寄席』でバミリを担当していたんですよ。今回はコロナ禍なので、残念ながら参加できないので、こっちで勝手に誕生日を祝ってあげようと考えています。
――出演者の情報を見ると、ケンコバさんにプラスな要素がないように見受けられますが…。
まぁーそうかもしれないですね。ただ、損得勘定でライブをやるようなものじゃないですから(自分で言っていることにこらえきれず笑い出す)。
――あるインタビューで、ハリウッドザコシショウさんが、ケンコバさんはプロレスゲームの『ファイヤープロレスリング(ファイプロ)』で、自分が戦うのではなく、コンピューター同士の対戦をマッチメイクして楽しんでいると話されていました。その辺りにも、プロデューサー気質のようなものを感じますが。
そうですね。僕は本当に調子に乗らないプロデューサーというか。コンピューター同士で対戦させていたのも、きょうは東村山体育館での興行だという設定でやっていましたから(笑)。東京ドームのカードとかじゃなく、多くて1000人キャパで、例えば大阪府立第二体育館でやることを前提とした、渋いマッチメイクをやっていましたね。マニアが見たら、勝敗丸わかりなカードをやるのが好きで(笑)。ただ『ファイプロ』のコンピューター同士なので、突然のアップセット(勝敗が予期せぬ方向にひっくり返る)が起きたりして、それを見て興奮していましたね。
――そんなケンコバさんが問いかける今回のイベントで、大きなテーマになっている「地獄」ですが、ご自身が“地獄”と聞いて思い浮かべるのは、どういった光景でしょう?
そうですね…僕も地獄は見てきたのでね。ミルコ・クロコップが、かつてPRIDEの煽りVTRの中で「リング上で勝った負けたで一喜一憂しているけど、目の前で友達が撃ち殺されたのを見たことがあるのか?」と言っていたんですけど、僕はあれと同じ体験をしているのでね。あれが地獄ですよ。そういう意味では地獄を見ていないお客さんが多いのかもしれないですね。大分県とかでも、地獄温泉ツアーとかはやっていますから、やっぱりみなさん見たいっていう気持ちがあるのかもしれないですね。
――地獄つながりで、最後にアンガールズの田中卓志さんと、独身同士でかわしている「地獄契約」の状況についても聞かせてください。
軽めの更新をしているんですけど、アイツは優良会員なのでね、等級が上がってきていますね(笑)。地獄契約の破棄までは長いですよ。例えば、オレと田中が2人とも結婚したとしても、まだ契約は続いています。万が一、オレが離婚してしまった時は、田中も離婚せなアカンっていう(笑)。あれこそ、まさに地獄やと思います。でも、契約社会ですからね、サインしてしまった以上は仕方ないですよね。
――有吉弘行さんのご結婚がきっかけとなり、お2人の間で「地獄契約を強化しよう」と、ラジオでお話されていましたね。
有吉は、この契約にサインしていなくて…。考えたら、危険な奴ですよ。任意保険入らずに車に乗っているようなことですから。その辺、田中はきっちりしていますね…とはいえ、アイツには不利なことしかないですが(笑)。
■ケンドーコバヤシによる出演芸人&司会の地獄解説
1:ペロンご主人様ペロン
2人組
本格的なNGKで出せるような芸人
ネクタイが汚くて、NGKに上がれない。
横断歩道の渡り方で漫才を作ってくる正統派すぎる
2:インポッシブル
『有吉の壁』で注目を集めている2人組
ボケとツッコミではなく、パワーとスピード
3:タコ殴り仏教
コンビ名の由来は、お坊さんから説法を聞いた後にタコ殴りにしたことから
上の人から教えてもらったことを無下(むげ)にしていく
武闘派な一面
4:膣内秩序
コンプライアンス重視
医学書の解説などを行っていく
5:全て人民の為
ロシア人
ペレストロイカの時に、大人たちが「全て人民の為」と言っていたことが、子ども心に印象に残ったことから命名
ロシア語だから、何をしゃべっているか理解できないが、面白いことをやっている
グーグル翻訳でなんとか意思疎通を行っている
6:先生少(センセーション)
教師のなり手が少ないことを憂いて命名
現役の先生2人組
学校に内緒で活動している
7:JK戦士チャーハン
先生少(センセーション)の2人が勤めている学校の生徒
留年を繰り返した、40歳近くの現役女子高生
8:おお黒木
あぁ〜しらきと似ているネーミングだが、関係ない
男なのか女なのかを論じるネタをやるコンビ
MC:海老背腸村一平
ケンコバが信頼を置く司会者で、直前まで草野仁を起用するか悩んだ
――『地獄寄席』とは一体なんでしょうか?
そうですね。今まで無観客の無配信で20回ほどやってきていて、知っている人は舞台関係者のみという状況だったんです。人に見せるような甘っちょろいもんじゃないなというのがあったのですが、今回はライブでやることになりました。残念ながら、僕が育てていた芸人たちが、20回目の記念大会でいなくなってしまって…。さんまさんがおっしゃっている「笑いは戦争」というのを体現しているものになっているなと。
――ケンコバさんの主催イベントはめずらしい印象を受けます。
けっこう久しぶりですね。個人的なことを言わせていただければ、母親へのプレゼントと言いますか…といっても、7月の後半が誕生日なんですが(笑)。まぁー会場のスケジュールなどがあったということで。ウチの母親、これまで『地獄寄席』でバミリを担当していたんですよ。今回はコロナ禍なので、残念ながら参加できないので、こっちで勝手に誕生日を祝ってあげようと考えています。
――出演者の情報を見ると、ケンコバさんにプラスな要素がないように見受けられますが…。
まぁーそうかもしれないですね。ただ、損得勘定でライブをやるようなものじゃないですから(自分で言っていることにこらえきれず笑い出す)。
――あるインタビューで、ハリウッドザコシショウさんが、ケンコバさんはプロレスゲームの『ファイヤープロレスリング(ファイプロ)』で、自分が戦うのではなく、コンピューター同士の対戦をマッチメイクして楽しんでいると話されていました。その辺りにも、プロデューサー気質のようなものを感じますが。
そうですね。僕は本当に調子に乗らないプロデューサーというか。コンピューター同士で対戦させていたのも、きょうは東村山体育館での興行だという設定でやっていましたから(笑)。東京ドームのカードとかじゃなく、多くて1000人キャパで、例えば大阪府立第二体育館でやることを前提とした、渋いマッチメイクをやっていましたね。マニアが見たら、勝敗丸わかりなカードをやるのが好きで(笑)。ただ『ファイプロ』のコンピューター同士なので、突然のアップセット(勝敗が予期せぬ方向にひっくり返る)が起きたりして、それを見て興奮していましたね。
――そんなケンコバさんが問いかける今回のイベントで、大きなテーマになっている「地獄」ですが、ご自身が“地獄”と聞いて思い浮かべるのは、どういった光景でしょう?
そうですね…僕も地獄は見てきたのでね。ミルコ・クロコップが、かつてPRIDEの煽りVTRの中で「リング上で勝った負けたで一喜一憂しているけど、目の前で友達が撃ち殺されたのを見たことがあるのか?」と言っていたんですけど、僕はあれと同じ体験をしているのでね。あれが地獄ですよ。そういう意味では地獄を見ていないお客さんが多いのかもしれないですね。大分県とかでも、地獄温泉ツアーとかはやっていますから、やっぱりみなさん見たいっていう気持ちがあるのかもしれないですね。
――地獄つながりで、最後にアンガールズの田中卓志さんと、独身同士でかわしている「地獄契約」の状況についても聞かせてください。
軽めの更新をしているんですけど、アイツは優良会員なのでね、等級が上がってきていますね(笑)。地獄契約の破棄までは長いですよ。例えば、オレと田中が2人とも結婚したとしても、まだ契約は続いています。万が一、オレが離婚してしまった時は、田中も離婚せなアカンっていう(笑)。あれこそ、まさに地獄やと思います。でも、契約社会ですからね、サインしてしまった以上は仕方ないですよね。
――有吉弘行さんのご結婚がきっかけとなり、お2人の間で「地獄契約を強化しよう」と、ラジオでお話されていましたね。
有吉は、この契約にサインしていなくて…。考えたら、危険な奴ですよ。任意保険入らずに車に乗っているようなことですから。その辺、田中はきっちりしていますね…とはいえ、アイツには不利なことしかないですが(笑)。
■ケンドーコバヤシによる出演芸人&司会の地獄解説
1:ペロンご主人様ペロン
2人組
本格的なNGKで出せるような芸人
ネクタイが汚くて、NGKに上がれない。
横断歩道の渡り方で漫才を作ってくる正統派すぎる
2:インポッシブル
『有吉の壁』で注目を集めている2人組
ボケとツッコミではなく、パワーとスピード
3:タコ殴り仏教
コンビ名の由来は、お坊さんから説法を聞いた後にタコ殴りにしたことから
上の人から教えてもらったことを無下(むげ)にしていく
武闘派な一面
4:膣内秩序
コンプライアンス重視
医学書の解説などを行っていく
5:全て人民の為
ロシア人
ペレストロイカの時に、大人たちが「全て人民の為」と言っていたことが、子ども心に印象に残ったことから命名
ロシア語だから、何をしゃべっているか理解できないが、面白いことをやっている
グーグル翻訳でなんとか意思疎通を行っている
6:先生少(センセーション)
教師のなり手が少ないことを憂いて命名
現役の先生2人組
学校に内緒で活動している
7:JK戦士チャーハン
先生少(センセーション)の2人が勤めている学校の生徒
留年を繰り返した、40歳近くの現役女子高生
8:おお黒木
あぁ〜しらきと似ているネーミングだが、関係ない
男なのか女なのかを論じるネタをやるコンビ
MC:海老背腸村一平
ケンコバが信頼を置く司会者で、直前まで草野仁を起用するか悩んだ
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2021/08/27