歌手の武田鉄矢が13日、都内で行われたBSテレ東『武田鉄矢の昭和は輝いていた』放送300回記念取材会に出席。音楽を取り巻く状況の変化について語っていく中で、最近『鬼滅の刃』を見たことを明かした。 武田は、音楽環境の変化について「音楽は原始的であればあるほどいい気がする。昨今の芸能界は、古いタイプの芸能人としてはなかなかついていけない。僕らの頃のアイドルっていうのは非接触で、それは昨今のアイドルではありえないでしょう」と指摘。「我々の時代は街を歩いていますと、ヒット曲が落ちていましたよ。それを覚えて帰って、歌っていく。いわば道で拾った歌なんです。流行歌っていうのは、道に漂ってないとね。今はほら、音楽の聴き方って、直に耳に入れるっていう感じですからね。誰かが注射型って言っていましたけど、血管にもろ打ち込むんじゃなくて、街に漂う歌っていうのがヒットになるんじゃないかな」と持論を展開していった。
2020/10/13