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高橋一生、極悪人役に「ウキウキ」 さわやかイメージ一変

 俳優の高橋一生浦井健治が7日、東京・日比谷の日生劇場で舞台『天保十二年のシェイクスピア』の初日前取材会に出席した。

清潔でさわやかなイメージとは違って極悪人役に挑戦する高橋一生 (C)ORICON NewS inc.

清潔でさわやかなイメージとは違って極悪人役に挑戦する高橋一生 (C)ORICON NewS inc.

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 高橋が演じるのは、己の野望の実現のために陰謀と言葉を駆使する流れ者の佐渡の三世次(さどのみよじ)。役柄について「すごく悪い人のように多くの人に言われるけど、一番筋が通っている人間じゃないかと思っている。自分が生まれながらに持ってしまったものに対してコンプレックスもあるけど、逆手に取って『こう生きていくしかない』という思い切りの良さ、突き抜け方というのは、ある意味で正しいことのように見える」と力説した

 高橋にとっては4年ぶりの舞台とあって「久しぶりなので、けいこ中は浦井さんはじめ、みなさんに頭を下げっぱなし。『慣れてなくて、ごめんなさい』という状況が続いていた」と明かすと、浦井が「違う、違う」と息のあったツッコミを入れていた。

 清潔でさわやかなイメージの高橋だが「極悪人は楽しいですね。やっていてウキウキする」とニヤリとし、「どのくらい極悪度が増していけるか」と悪い笑顔を見せていた。そして「舞台は連続して、同じことをやっていくが、その中で、どれだけ新しいことを発見していけるか。お客さんが、どう反応していくのに合わせていくか。そういったところも、改めてかみ締めていきたい」と意気込んでいた

 高橋との共演を心待ちにしていた浦井だが、「同じシーンがほぼない…」と苦笑いし、高橋も「楽しみにしていたのにフタ開けてみたら、ほぼない…」と同調。ただ、演出の藤田俊太郎氏は「台本上は共演しておりませんが、私の演出で見事に共演しております。そこは、こうご期待です」と必死のフォローをしていた。

 同作は、1974年の初演で、これまで多くのプロダクションによって上演してきた井上ひさし氏の傑作戯曲。江戸末期、下総国の旅籠街・清滝村が舞台。佐渡の三世次は、無宿の渡世人で、顔に大きなやけどの痕があり片足が不自由だが、悪知恵に長けており、2組のヤクザの抗争を利用して出世を企む。「リチャード三世」「オセロ」「ジュリアス・シーザー」「リチャード二世」といったシェイクスピア作品のエッセンスが濃縮された難役だ。

 あす8日〜29日まで同所で上演される。

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  • 清潔でさわやかなイメージとは違って極悪人役に挑戦する高橋一生 (C)ORICON NewS inc.
  • 舞台『天保十二年のシェイクスピア』の初日前取材会に出席した(左から)藤田俊太郎、高橋一生、浦井健治 (C)ORICON NewS inc.
  • 舞台『天保十二年のシェイクスピア』の初日前取材会に出席した(左から)高橋一生、浦井健治 (C)ORICON NewS inc.
  • 舞台『天保十二年のシェイクスピア』の初日前取材会に出席した浦井健治 (C)ORICON NewS inc.
  • 舞台『天保十二年のシェイクスピア』の初日前取材会に出席した(左から)藤田俊太郎、高橋一生、浦井健治 (C)ORICON NewS inc.

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