アイドルグループ脱退会見でここまで強い絆をみせるグループは未だかつてあったのだろうか。関ジャニ∞の渋谷すばる(36)が15日、グループからの脱退と12月31日をもってジャニーズ事務所からの退所を発表した。開始から1時間以上にわたった会見ではファンやメンバー、関係者へ何度も謝罪の言葉を口にしながらも「36歳」の一人の男性として今後の人生を見つめ直した時、音楽に真剣に向き合ってきたからこその下した決断だったことが伺えた。そして何度も慰留しながらも、最後は渋谷の気持ちをくんだ6人のメンバーそれぞれの言葉には、大切な仲間への惜別と激励の想い、そして結束力を感じさせた。 最年長でありジャニーズJr.時代から渋谷、そして村上信五(36)と肩を並べることも多かった横山裕(36)。例えば、村上が渋谷との思い出を聞かれ「死ぬわけじゃないですから!」と、くだけた雰囲気になり、ほかのメンバーから笑いが漏れた時もただ一人だけ一文字に口を結んだ。「きょうという日が来ないでほしいという思いでいっぱいでした」と涙しながら絞り出し「すばるにも厳しい道が待っている。僕たちもすばるに負けないよう全力で突っ走っていくので、皆さん、これからもよろしくお願いします」と“長男”として前向きな決意を口にした。
2018/04/15