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ダンプ松本、父との確執変わらず「いまだ口もきいていない」

 プロレスラーのダンプ松本が4日、東京・渋谷のハチ公前広場で行われた依存症の理解を深めるための普及啓発イベントに出席。これまでもテレビ番組などで不仲が伝えられてきた父親が「アルコール依存症だった」と告白し、「憎しみは全然消えない」と思いを語った。

アルコール依存症だった父親について語ったダンプ松本 (C)ORICON NewS inc.

アルコール依存症だった父親について語ったダンプ松本 (C)ORICON NewS inc.

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 『あなたはわかってる?誤解だらけの依存症』をテーマにした同イベントは、浅草キッドの水道橋博士がMCを務め、ダンプのほか、一般社団法人ギャンブル依存症問題を考える会代表・田中紀子氏、国立研究開発法人 国立精神 神経医療研究センター精神保健研究所 薬物依存研究部部長の松本俊彦氏が参加し、トークを行った。

 ダンプは「父親が朝からずーっとお酒を飲んでいた。自分の小さい頃の記憶だと、お葬式だったのにお母さんのことをバットを持って追っかけまわしたり、ご飯のときに茶碗をひっくり返したり。そういう姿をほとんど毎日見ていました」と回想。働かない父親に代わり、内職で育ててくれた母親を助けるため、当時流行していた女子プロレスラーになるも、「お母さんにお金を送ると、父親がそれを盗んでまでパチンコに行っていた。本当にどうしようもない野郎です」と淡々と語った。

 父親との溝は現在も埋まっていないといい、「今は86歳になり、認知症がちょっと入りつつ、お酒も飲めないしパチンコにも行けなくなったけれど、憎しみは全然消えないです。一度、お父さんと仲良くならなくちゃいけないっていう番組があったのですが、そのとき泣きながら『許してくれ』って言われて、『うん』って言ったけれど、それ以降一度も口はきいていない」と、バッサリ。

 水道橋博士が「淡々と語っているけれど、深刻な話ですよね」と気遣うと、「口には出せなくても、家族が依存症の人はいっぱいいると思う。恥ずかしいから言えないっていう人もいると思うけれど、恥ずかしいことじゃないし、なんとかなると思って勇気を出して今言っています」と呼びかけた。

 依存症の解決に向けて、松本氏は「世界で1ヶ所だけでもいいから、正直にやりたい、やっちゃた、やめられないと言える場所が必要。そのためには社会全体の理解がないといけない」、田中氏も「もし依存症について相談する人がいたらその人を責めないで、専門家につながってとアドバイスしてほしい」と熱弁。イベントを終えたダンプは「依存症は治る、相談する人がいるって初めて知りました」と話していた。

関連写真

  • アルコール依存症だった父親について語ったダンプ松本 (C)ORICON NewS inc.
  • 依存症の理解を深めるための普及啓発イベントに出演したダンプ松本 (C)ORICON NewS inc.
  • 依存症の理解を深めるための普及啓発イベントに出演した水道橋博士(C)ORICON NewS inc.

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