先日、NHKは新年度の番組や出演者を発表。朝の情報番組『あさイチ!』(月〜金 前8:15)の新司会者に、お笑いコンビの博多華丸・大吉と『ブラタモリ』(毎週土曜 後7:30)を担当している近江友里恵アナウンサーが起用された。近江アナに代わって、『ブラタモリ』は林田理沙アナウンサーが担当する。奇しくもいま挙げた4人は全員、福岡にゆかりがある。
華丸・大吉は、福岡県出身。博多で15年の芸歴を積んで上京し、いまやタレントパワーランキング3位の人気コンビになった(2017芸人編、個人でも大吉が2位、華丸が9位にランクイン/日経エンタテインメント!調べ)。『あさイチ!』の司会に決まり、華丸は「大河は西郷どん、朝は博多、九州色の強い1年になりますが、頑張ります」とコメントを寄せたが、強まっているのは九州色というより、福岡色だ。
2010年4月の番組開始からV6・井ノ原快彦と司会を務めてきた有働由美子アナウンサーの後任に抜てきされた近江アナは、2016年4月から『ブラタモリ』でタモリの相棒を務めているが、その前は福岡局にいた。近江アナは東京都出身で、12年に入局後、最初は熊本局に着任。福岡局に異動後、『ロクいち!福岡』(月〜金 後6:10〜7:00)という福岡に密着したニュース番組を担当していた。
林田アナは神奈川県育ち。14年に入局し、長崎放送局を経て、現在は福岡局で『ロクいち!福岡』を担当している。タモリが福岡県出身であることと関係あるのかないのか定かではないが、福岡局から『ブラタモリ』という流れが2人続くのは事実。
実は、これだけではない。新年度から総合テレビで始まる、1週間を振り返る番組『週刊まるわかりニュース』(毎週土曜 前9:00〜9:30)を担当する井上二郎アナウンサーもいま福岡局。『ロクいち!福岡』のキャスターを15年4月の番組開始から務め、コンビを組んだ近江アナ、林田アナを『ブラタモリ』へ送り出すことになった。
さらに新番組には、『ロクいち!福岡』でリポーターを務める、福岡県出身のタレント・えがわさゆりの起用も決定。福岡に縁のない伊藤海彦アナウンサー(現在は『ニュースウオッチ9』リポーター)と気象予報士の渡辺蘭も出演するが、“半分、福岡”だ。
NHKには、東京の放送センターを含めて54の放送局があり、アナウンサーは全国におよそ500人いると言われている。番組も総合テレビ・Eテレ・BS1・BSプレミアム・ラジオ第1・ラジオ第2・FM放送・NHKワールドと、めちゃくちゃたくさんある。その中で、4月からは1週間のうち6日間、毎朝、福岡にゆかりのある人たちが出演する番組が放送されるというのは、ただの偶然にしては集まりすぎ。福岡に何かあるのだろうか。
新年度の目玉となる番組担当者を放送センターに集めて行った会見(21日)では、出席した12人の中に福岡局経験者が5人もいた。井上アナ、林田アナ、えがわリポーターのほかに、『Rの法則』(Eテレ)を担当する塩田慎二アナウンサー、『おはよう日本』(総合)・『先人たちの底力 知恵泉』(Eテレ)を担当する新井秀和アナウンサーの2人が、福岡局で井上アナと一緒に仕事をしたことがあった。
この時の会見で井上アナは自ら「私、最近、幸せを呼ぶアナウンサーと言われております。私にかかわる人間は皆幸せになっていく」と言っていたが、塩田アナも「井上さんが呼んでくれた幸せの一つ」、新井アナも「幸せを呼ぶ井上さんの恩恵」と和やかに語っていた。林田アナは「本当にたくさんのことを勉強させてもらいました」としきりに感謝。それを満更でもない顔つきで聞いていた井上アナに、抜てきが相次ぐ理由として思いつくことはないか、質問してみた。
「福岡にいて思うのは、人々がおおらかで、明るく、情熱的。全国の都市の中でも人口が増加していて熱気を感じる。放送局としてもやってやるぞ、という気概と勢いがあると思う。そういうところで一緒に仕事をした仲間が全国区で活躍してくれるのはうれしいです」と井上アナ。“福岡色”が番組でどう生かされるのか、高い納得感がそこにあるかどうか、4月からの放送が楽しみだ。
華丸・大吉は、福岡県出身。博多で15年の芸歴を積んで上京し、いまやタレントパワーランキング3位の人気コンビになった(2017芸人編、個人でも大吉が2位、華丸が9位にランクイン/日経エンタテインメント!調べ)。『あさイチ!』の司会に決まり、華丸は「大河は西郷どん、朝は博多、九州色の強い1年になりますが、頑張ります」とコメントを寄せたが、強まっているのは九州色というより、福岡色だ。
2010年4月の番組開始からV6・井ノ原快彦と司会を務めてきた有働由美子アナウンサーの後任に抜てきされた近江アナは、2016年4月から『ブラタモリ』でタモリの相棒を務めているが、その前は福岡局にいた。近江アナは東京都出身で、12年に入局後、最初は熊本局に着任。福岡局に異動後、『ロクいち!福岡』(月〜金 後6:10〜7:00)という福岡に密着したニュース番組を担当していた。
林田アナは神奈川県育ち。14年に入局し、長崎放送局を経て、現在は福岡局で『ロクいち!福岡』を担当している。タモリが福岡県出身であることと関係あるのかないのか定かではないが、福岡局から『ブラタモリ』という流れが2人続くのは事実。
実は、これだけではない。新年度から総合テレビで始まる、1週間を振り返る番組『週刊まるわかりニュース』(毎週土曜 前9:00〜9:30)を担当する井上二郎アナウンサーもいま福岡局。『ロクいち!福岡』のキャスターを15年4月の番組開始から務め、コンビを組んだ近江アナ、林田アナを『ブラタモリ』へ送り出すことになった。
さらに新番組には、『ロクいち!福岡』でリポーターを務める、福岡県出身のタレント・えがわさゆりの起用も決定。福岡に縁のない伊藤海彦アナウンサー(現在は『ニュースウオッチ9』リポーター)と気象予報士の渡辺蘭も出演するが、“半分、福岡”だ。
NHKには、東京の放送センターを含めて54の放送局があり、アナウンサーは全国におよそ500人いると言われている。番組も総合テレビ・Eテレ・BS1・BSプレミアム・ラジオ第1・ラジオ第2・FM放送・NHKワールドと、めちゃくちゃたくさんある。その中で、4月からは1週間のうち6日間、毎朝、福岡にゆかりのある人たちが出演する番組が放送されるというのは、ただの偶然にしては集まりすぎ。福岡に何かあるのだろうか。
新年度の目玉となる番組担当者を放送センターに集めて行った会見(21日)では、出席した12人の中に福岡局経験者が5人もいた。井上アナ、林田アナ、えがわリポーターのほかに、『Rの法則』(Eテレ)を担当する塩田慎二アナウンサー、『おはよう日本』(総合)・『先人たちの底力 知恵泉』(Eテレ)を担当する新井秀和アナウンサーの2人が、福岡局で井上アナと一緒に仕事をしたことがあった。
この時の会見で井上アナは自ら「私、最近、幸せを呼ぶアナウンサーと言われております。私にかかわる人間は皆幸せになっていく」と言っていたが、塩田アナも「井上さんが呼んでくれた幸せの一つ」、新井アナも「幸せを呼ぶ井上さんの恩恵」と和やかに語っていた。林田アナは「本当にたくさんのことを勉強させてもらいました」としきりに感謝。それを満更でもない顔つきで聞いていた井上アナに、抜てきが相次ぐ理由として思いつくことはないか、質問してみた。
「福岡にいて思うのは、人々がおおらかで、明るく、情熱的。全国の都市の中でも人口が増加していて熱気を感じる。放送局としてもやってやるぞ、という気概と勢いがあると思う。そういうところで一緒に仕事をした仲間が全国区で活躍してくれるのはうれしいです」と井上アナ。“福岡色”が番組でどう生かされるのか、高い納得感がそこにあるかどうか、4月からの放送が楽しみだ。
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2018/02/25