アイドルグループ・HKT48の宮脇咲良、兒玉遥、松岡はなが15日、東京・新宿バルト9で行われた短編映画『東映 presents HKT48×48人の映画監督たち』の特別先行試写会に登場した。映像総尺11時間41分、休憩を含めて約14時間耐久の試写会直前とあり、宮脇は「皆さん最後まで寝ずに頑張ってください」とエールを送って観客を笑わせた。

【写真】その他の写真を見る

　本作は、HKT48の1stアルバム『092』（27日発売）の特典映像として、48人の映画監督が全48人のメンバーそれぞれのため撮り下ろした短編映画。福田雄一監督は指原莉乃主演のバラエティー作品『指原の乱 冬の陣』（27分）、清水崇監督は宮脇主演のホラー・サスペンス作品『見えない棘』（17分33秒）といったように、各監督がメンバー1人を主人公にしたラブストーリー、青春ドラマ、コメディー、ヒューマンドラマ、ファンタジーなどさまざまなジャンルの作品を制作した。

　48作品の映像の総尺はなんと11時間41分。この日の試写会では、アルバム予約者の中から抽選で220人を招待し、午後5時開始の舞台あいさつから翌16日午前7時頃までオールナイトで全48作品を一挙上映する。

　清水監督は、「皆さん『スター・ウォーズ』の公開の日に、こっちに来てくれてありがとうございます」と笑いを交えて感謝。宮脇は「いよいよ私の作品が皆さんの目に映るということで緊張しているんですが、それより何より、皆さんが11時間以上保てるかが心配」といたずらっぽい笑顔を見せた。

　兒玉が主演したフェイクドキュメンタリー作品『トチカコッケ』（14分17秒）を手がけた横浜聡子監督は「アイドルとして輝いている兒玉さんではない兒玉さんを撮ろうと思った」と説明。民族衣装で撮影に臨んだ兒玉は「題名も変わっているんですけど、演じる中でも日本語ではなく、この世に存在しない言葉をしゃべる不思議な役です。最初は衣装にも化粧にも抵抗があったんですが、楽しく演じることができました」とアピールした。

　松岡のヒューマンドラマ作品『遠ざかって、消えていくもの』（16分11秒）を手がけた池田千尋監督は「はなちゃんに初めて会ったときに、ものすごいキラキラしていてまっすぐな子だなと感じて、いつか『遠ざかって消えちゃう』はなちゃんを映画の中に閉じ込めたいなという思いで撮りました。長〜い時間だと思いますが、完走してぜひ楽しんでください」と呼びかけ、松岡と何度も顔を見合わせながら「撮影楽しかったですね」とほのぼのトークしていた。

　これらの短編映画は、HKT48の1stアルバム『092』のTYPE A〜Dの4形態に分けて収録される。宮脇は「こういう機会をいただいたことにメンバー一同感謝していますし、全員主役というのがHKT48らしさだなと思います。皆さんの推しメンの作品が入っていないタイプもぜひ買っていただいて、48作品全部見ていただけたらなと思います」とプッシュ。清水監督から「それ、秋元（康）さんに言ってこいって言われたの？」といじられると「言われてないです、自分の気持ちです」と苦笑いし、たじたじになっていた。