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『ジョジョ』荒木飛呂彦氏個展、国立美術館で来夏開催 手塚治虫以来2人目

 漫画家・荒木飛呂彦氏原作の『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズが2017年に誕生30周年を迎えたのを記念して、来年夏に「荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋」を東京・国立新美術館で開催することが決定した。同館で開催される漫画家の個展としては、手恷。虫氏以来28年ぶり2人目で、荒木氏は「大変に名誉ある場所でJOJO30周年の集大成を皆さまの前にご披露させて頂ける事は、本当に光栄であります。また同時に緊張も感じております」と直筆コメントを発表した。

『荒木飛呂彦原画展JOJO冒険の波紋』ロゴ(C)集英社

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 『ジョジョ』シリーズについて、荒木氏は「JOJOが目指して描くものはこの世のあらゆる現象、そして善と悪の闘いを通しての『精神の成長』であります」と改めて説明し、「今回の原画展では、そのキャラクターたちと守り神たちが、同じ時刻、同じ場所に会するイメージ。―そして新作画の執筆も複数枚、計画しております」と展望している。

 荒木氏は1960年6月7日、宮城県仙台市生まれ。80年に『週刊少年ジャンプ』第20回手塚賞に『武装ポーカー』で準入選。同誌81年1月号にて同作でデビュー。83年42号『魔少年ビーティー』で初連載。87年1・2合併号で連載スタートした『ジョジョの奇妙な冒険』が読者から絶大な支持を獲得した。

 同シリーズは、ジョナサン・ジョースターとディオ・ブランドーという2人の少年の出会いから始まるジョースター家の血縁と因縁にまつわる大河作品で、第1部から第8部まで部ごとに主人公が代替わりしていく独特の手法で描かれている。主人公たちを中心とした数々の魅力的なキャラクター、印象的なポージング、そして「ドドドドドド」いった斬新な擬音などほかでは見られない革新的なアイデアで、多くのファンに愛されている。現在は『ウルトラジャンプ』で第8部『ジョジョリオン』が連載中。第4部までがテレビアニメ化され、第4部を実写化した映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』が今年8月に公開された。

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  • 『荒木飛呂彦原画展JOJO冒険の波紋』ロゴ(C)集英社
  • 荒木飛呂彦氏からの直筆メッセージ(C)集英社

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