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豊崎愛生、手塚治虫の名作『火の鳥』を語る 「マンガの概念を変えてくれた作品」

 NHKのニュース番組での気象情報や、NHKニュース・防災アプリに登場する気象キャラクター「春ちゃん」の声を担当している声優の豊崎愛生が、NHKの漫画サイト「どーも、マンガです。」内のインタビューで、自身に影響を与えた漫画作品について語っている。

NHKの漫画サイト「どーも、マンガです。」で豊崎愛生の「わたしのマンガ ベスト3」発表(C)NHK

NHKの漫画サイト「どーも、マンガです。」で豊崎愛生の「わたしのマンガ ベスト3」発表(C)NHK

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 「わたしのマンガ ベスト3」のうち、2位に選んだのは、手塚治虫の『火の鳥』。「言わずもがなですが、日本漫画界の不朽の名作! 私がはじめて読んだのは、小学生の頃、近所の図書館で手にした時でした。それまで手塚作品といえば、『青いブリンク』、『ユニコ』、『リボンの騎士』と、どちらかというとかわいらしい印象の作品に触れてきていたので、『火の鳥』も軽い気持ちで読み始めたのですが…こんなに面白い話があるのかと衝撃を受け、それからしばらくの間は『火の鳥』を全編読破するためだけに図書館に通っていたくらいでした」と、振り返る。

 『火の鳥』は、手塚さんがライフワークと位置付け、1954年より断続的に描かれた火の鳥(不死鳥)を物語の中心に、古代からはるか未来まで、地球や宇宙を舞台に、生命の本質・人間の業が、手塚さん自身の独特な思想を根底に壮大なスケールで描かれた作品。

 「当時の私にとっては、難しい設定やヘビーな描写もありましたが、今思うと、子どもの頃に読んでいて良かったなぁと感じます。大人になってからも、読むたびに新しい発見があり、私の中でマンガの概念を変えてくれた作品です」と、語っている。

 その「マンガ」は、豊崎にとってどんな存在なのか。「授業で習う勉強としての教科書じゃなくて、気持ちの部分でいろんなことを教えてくれる存在だと思います。時には友達になって背中を押してくれたり、時には素敵な登場人物にドキドキして恋人のような存在になってくれたり、現実世界を飛び出して非日常の世界観にハラハラしたり。ページをめくればいろんな感情と言葉で生きるヒントをくれる、大切な教科書みたいな存在だと思っています」。

■「どーも、マンガです。」サイト
http://www.nhk.or.jp/domomanga/

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