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木村拓哉、初の刑事役で長澤まさみと初共演 『マスカレード・ホテル』実写映画化

 元SMAP木村拓哉(44)が、東野圭吾氏の小説を実写化する映画『マスカレード・ホテル』(2019年公開)に主演することが11日、わかった。これまで検事、総理大臣、天才外科医など数々の職業を演じてきた木村が同作で演じるのは、初の刑事役。潜入捜査先で共に事件の真相に迫るホテルマンを長澤まさみ(30)が演じ、木村と初共演を果たす。

映画『マスカレード・ホテル』で木村拓哉と初共演する長澤まさみ

映画『マスカレード・ホテル』で木村拓哉と初共演する長澤まさみ

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 原作は、シリーズ累計275万部を突破した東野作品の中でも人気の高い『マスカレード』シリーズ第1作。発売直後から各社映像化権を巡り争奪戦となり、なかなか実現しなかった同作が、発売から6年の歳月を経てついに実写化される。

 作品の舞台となるのは、都内の高級ホテル・コルテシア東京。予告連続殺人の潜入捜査のためホテルマンに扮し、次々と現れる素性の知れない宿泊客の“仮面(=マスカレード)”を剥がそうとする警視庁捜査一課のエリート刑事・新田浩介(木村)と、その“仮面”を守ろうとするホテルマン・山岸尚美(長澤)。水と油の異色のバディが、屈指の難事件に挑む。

 木村は「新田の職業は刑事ですが、今回は潜入捜査であり、ホテルマンでもあるので、そのバランスが非常に面白いと思っています。ホテルマンの制服に袖を通すと、自然と背筋が伸び、この作品に関わっている間は、ずっと姿勢が良いと思います(笑)」とコメント。初共演の長澤の印象を「非常に表現豊かな方なので、どのようなシーンを一緒に構築できるかとても楽しみにしています」と話し、「『マスカレード・ホテル』という非常に面白い原作を、いかに自分たちが体現できるかプレッシャーはありますが、全力で頑張ります」と思いを語った。

 原作をあっと間に読み終えたという長澤は「仕事に対して真摯(しんし)に付き合う姿勢は、今の自分にとても響きました」と感想を述べ、自身が演じる役について「正義感が強いのが彼女のプライドだと思うので、それを意識して演じたいと思います。また、木村拓哉さんと共演するのは初めてなので、とても楽しみです!」と意気込んでいる。

 メガホンをとるのは、木村が主演した『HERO』シリーズの鈴木雅之監督。脚本は『ライアーゲーム』シリーズの岡田道尚氏が担当する。プロデューサーの上原寿一氏は「実はこれまでに刑事役を演じたことがない木村拓哉さんが満を持して演じたら絶対に面白いと思ったところ、木村さんは快く引き受けてくださり、東野先生にも快諾いただけました」とキャスティングについて説明。長澤についても真っ先に思い浮かんだといい、「理想的なキャスティングが実現したと思っております」と手応えをにじませた。

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