お笑いタレントのビートたけし（70）が5日間にわたってテレビ東京の朝を“生ジャック”する生特番『おはよう、たけしですみません。』（前7：30〜8：00）が2日、無事（!?）に幕を開けた。共演陣に“犬猿の仲”で知られる水道橋博士（浅草キッド）と太田光（爆笑問題）を敢えて指名し、30分間ノンストップで朝から毒ガスを噴射した。

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　この日のテーマは、衆議院総選挙によって盛り上がりを見せている“政治”だったが、予想通りの脱線トークで大盛り上がり。2013年放送のテレビ大阪『たかじんNOマネー』で、橋下徹氏が「小金稼ぎのためのコメンテーターとは違いますよ」と発言したことを受けて、博士が「橋下さんが小金稼ぎと言ったので、僕きょうで番組を降ろさせていただきます」と宣言したシーンを太田が代わりに“再現”するなど、息のあったやり取りで沸かせた。

　政見放送の話題では、たけしが「ツービートの時にあれに出ようと思っていたことがあった。だって、テレビで好きなこと言えるのは選挙の演説だから」と述懐。先月22日に発売した自身初の恋愛小説『アナログ』を手に「売れちゃってしょうがない」と笑顔で打ち明けるたけしの姿に、太田も思わず「映画で賞を獲って、テレビでも天下取って、小説までやるんですか」と舌を巻いた。

　CMギリギリまで暴走トークを繰り広げていた3人だったが、あっという間に放送が終わることを知ると「えっ、もう終わりなの？」とポツリ。放送コードのギリギリを突いた過激で濃厚な放送に、充実感をにじませるたけしだったが「明日から来ないけど、頼むな」と太田に託すなど、最後までスリリングな展開で視聴者を楽しませていた。あすは博士に代わり、岡田圭右（ますだおかだ）と太田が脇を固める。