兄弟のお笑いコンビ・サカイストが20日、東京・神保町花月でトークライブ『デンマークSP〜兄弟から皆さんに重大発表があります〜』を開催。今年が芸歴20年目という節目にあたるが、11月25日に行われる福岡での公演をもって福岡よしもとへ移籍することがライブの冒頭で発表された。

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　今いくよ・くるよを師匠に持つ同コンビは、兄のデンペーと弟のまさよしの2人で1997年に結成。「よしもとオシャレ芸人ランキング」男性部門2位に輝いたことのあるデンペーが漫才の始めに放つ「オシャレが止まらねぇ〜！」のセリフなどで人気を博し、2013年と翌14年度のTHE MANZAI認定漫才師に選出されている。

　事前に「重大発表を行う」との告知が行われていたこともあり、会場の観客が固唾を呑んで見守る中、2人は時おり笑いを交えながら約1年前から福岡行きを考えていたと説明。博多大吉からも「九州を盛り上げていかないか？」と優しい言葉をかけてもらったといい、まさよしは「僕は二つ返事でした。漫才ができる環境があればと思っていたので」と率直な胸の内を打ち明けた。

　2人の前向きなトークに、しんみりとしていた会場も次第に明るくなってきたところで、サプライズゲストで博多華丸・大吉の2人が登場。大吉が「裏で聞きよったけど、ちょっと大げさに言い過ぎよ」とチクリとけん制しながら「オレは本当にいいと思う。何なら、くすぶっている芸人の皆さんは47都道府県に飛び散った方がいいと思うもん」と笑いを交えながら、2人の挑戦を後押しした。

　トークライブ後に行われた囲み取材では、華丸が「FAでソフトバンクに入ってきた内川みたいな感じやね」と2人の福岡移籍を持ち上げながら「軽はずみに『明太子が』とか『とんこつは』みたいなことは言ってほしくない。でも、福岡の人は自分たちがほめられるのは好きやからね。福岡を一緒に元気していきましょう！」と独特な視点でエール。大先輩からの言葉に2人も「1年目と同じ気持ちで頑張ります」と決意を新たにしていた。