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“ゾンビ映画”というワードはNGだった 韓国監督が明かす裏事情

 韓国で動員1100万人を超え、2016年の映画興行ランキング1位を獲得していた『新感染 ファイナル・エクスプレス』(原題『釜山行き』)。9月1日からの日本公開を前にヨン・サンホ監督が来日し、トークイベントに登壇した。

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 これまでにはアニメ作品を手がけていたサンホ監督は、今作が実写1作目にして韓国の年間興収1位になる大ヒットを生み出した。サンホ監督は「子どもの頃からアニメが好きで、日本のアニメや映画からたくさん影響を受けてきました。とくに今敏監督のリアルな作品が好きでした。そんな日本で僕の映画を観てもらえるのは感慨深いです。今作の前日譚『ソウル・ステーション パンデミック』をゾンビ映画としてジャンル作品を作ったら、配給会社から大きな予算で実写化しないかと言われたんです。でも、同じ映画を2回撮るのは意味がないと思い、その予算を使って続編となる今作を撮りました」と経緯を明かした。

 今作は、ソウル郊外から急速に拡大するウィルス感染から逃れたかに見えた、ソウル初プサン行きの高速鉄道KTXの車内で起こったパニックを描く、ゾンビサバイバル映画。ゾンビ映画の定番である、登場人物それぞれの家族や友人、仲間への愛と絆がしっかりと描かれ、泣けるヒューマンドラマに仕上がっている。

 配給会社では今作を“ノンストップ・サバイバル・スペクタクル・アクション”と銘打つが、サンホ監督は「これはゾンビ映画です。ただ、韓国で公開されたときも、ゾンビ映画はヒットしないから、“ゾンビ”という単語はNGになったんです。キャストも僕もみんなゾンビが出ているというのはわかっているのに“あれ”とか“それ”とか言ってごまかしていました(笑)。でも今では、韓国ではゾンビブームが起こっています」と裏話も披露した。

 また、今作の主演であり、日本でも人気が再燃しているコン・ユの起用については「『トガニ 幼き瞳の告発』を観てとても印象に残っていて、最初から主人公役にはコン・ユしかいないと思っていました。オファーをかけて、20分後にOKが来ました」と熱烈なオファーだったことを語った。

 今作は、第69回カンヌ国際映画祭に特別招待作品として上映され話題を巻き起こしたほか、カナダのファンタジア国際映画祭で最優秀作品賞、スペインのシッチェス・カタロニア国際映画祭で監督賞と視覚効果賞を受賞するなど世界各国の映画祭で喝采を浴び、156ヶ国からの買付けオファーが殺到。ハリウッドリメイクも決定している。



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  • 『新感染 ファイナル・エクスプレス』来日トークイベントに出席したヨン・サンホ監督
  • 『新感染 ファイナル・エクスプレス』(C)2016 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & REDPETER FILM. All Rights Reserved.
  • 『新感染 ファイナル・エクスプレス』(C)2016 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & REDPETER FILM. All Rights Reserved.
  • 『新感染 ファイナル・エクスプレス』(C)2016 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & REDPETER FILM. All Rights Reserved.
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提供元:CONFIDENCE

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