上半期ブレイクの顔といえばお笑い芸人・ブルゾンちえみ（27）は真っ先に名前が挙がるだろう。バラエティー番組にも引っ張りだこで女優業にも挑戦、そして8月26日（土）、27日（日）に放送される日本テレビ系『24時間テレビ40』のスペシャルサポーターに就任した。怒とうの半年間を過ごした彼女に、ORICON NEWSはインタビューを実施。「非現実」だったという夏までを振り返りながら、『24時間テレビ40』への意気込みや、「新しいネタをつくっていきたい」という今後の展望まで話を聞いた。

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　この日も、生番組出演後の取材に応じてくれたブルゾンに、ブレイクへの実感を聞くと「今、自分がどれだけの人に知られているのかをわかっていないのですが、地方にお仕事に行って、お客さんがたくさん集まってくれると、これだけの人に知ってもらえているんだと実感できます」と控えめ。街中でも「前は人目を気にしていたり、メイクもとっていたけど、今は逆に堂々としてます。意外と、全然！気づかれないんです（笑）。でもやっぱり親子で声を掛けてくださったり、『こんな小さい子が知っているの!?』みたいな」と知名度上昇に喜びをみせた。

　いよいよ、放送まで1ヶ月を切った『24時間テレビ』だが「いつも見ていた番組に本当に自分が出るのかなっていう気持ちがまだあって、実感がわかないのが一番です」と心境を語る。「確かに1年前の自分とは全然違う生活をしていますし、まず、毎日こんなにお仕事があることが全然想像がつかなかったんですけど、ましてや自分の人生で『24時間テレビ』に関わるなんて一つも思わなかった。出たくても出られるものではないのでこの機会を大切にしたいです」と感慨もひとしおだ。

　注目を浴びるきっかけとなった今年1月のバラエティー番組『ぐるナイ!おもしろ荘』からわずか半年。「色々ありすぎて、本当にこれが半年前だったのか、『おもしろ荘』はもっと前のような気がしますね。1年前くらいの感覚です。たった半年で非現実的なことがありすぎて…。でも、こうやって半年経った今、こういった『24時間テレビ』という大きいイベントに携われることが、うれしいです」とこのタイミングで掴んだ大役。

　「半年経って、今一度ひと息つくというか、ホッとしていた部分があったのでそんなときにこのお仕事をいただいたことで、『下半期はここからスタートするんだな』という気持ちになりました。27歳になって初めての大きな仕事。まさかこんなにいい年になるとは。また気を引き締めていきたいです」と奮起する。

　“キャリアウーマン”ネタも様々な芸能人がパロディーをしたりと大ブームとなったが、「新しいネタをつくっていきたい」と前向き。「先輩芸人さんとライブでご一緒すると『やっぱり芸人ってかっこいい』とそのたびに思うので私もまた、新しいネタで戦いたい、新しいものをつくりたいという気持ちが半年経って芽生えています」。新ネタはまだ試行錯誤の段階だそうだが、披露を楽しみに待ちたい。

　武道館の舞台ではメインパーソナリティーの櫻井翔、亀梨和也、小山慶一郎、チャリティパーソナリティーの石原さとみ、スペシャルサポーターには『行列のできる法律相談所』から東野幸治、宮迫博之、後藤輝基、渡部建、そして梅沢富美男、ブルゾンちえみとジャンルを超えたそうそうたるメンバーが並ぶ。そのなかで“最年少”としてどのように盛り上げていくのか。

　「十分に盛り上げられるメンバーがおりますので、私がどうこうではないですが、“大和撫子”精神で毅然（きぜん）と、与えられた仕事を120％全うしたいです。みなさんと一緒に過ごせること自体が、感慨深いです。先輩たちにリードしてもらいつつ、頑張りたい。自分に、なにができるのか、どんな役割が果たせるんだろう、とか今もやっぱり考えています」とその表情は真剣そのもの。大ブレイクにも浮足立つことなく、目の前の仕事に向き合う姿勢が伺えた。

　「視聴者のみなさん、24時間テレビの前日は、たっぷり睡眠をとって、テレビ前で『待つの』」とお馴染みのフレーズでまとめていた。次週、12日には総合司会の羽鳥慎一、水卜麻美アナウンサーのインタビューを送る。

■『24時間テレビ40　告白　〜勇気を出して伝えよう〜』
（8月26日　後6：30〜27日 後8：54）
今回のテーマは『告白』。さまざまな困難に立ち向かい、その思いを勇気をもって伝える人たちにスポットをあて、明日への希望と勇気を届ける。記念すべき第40回の節目を迎え、これまでの歴史を超える新しい可能性を探り、チャレンジする『24時間テレビ』を目指す。